狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

民主主義とは最悪なり!竹富町の教科書採択

2014-05-08 06:59:45 | 八重山教科書採択問題

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民主主義の本場イギリスの元首相チャーチルの言葉の中にこんなものがある。

「民主主義は最悪の政治形態であると言える。ただし、これまで試されてきたいかなる政治制度を除けば。」
 
いかにも皮肉家チャーチルらしく、民主主義の面倒くささに辟易するチャーチルの言葉は奥深い。
 
最近の文科省の「違法状態」の竹富町に対する対応を見ていると、あまりの対応の遅さに、一瞬「独裁待望論」さえ脳裏を過る今日この頃である。
 
八重山教科書問題(竹富教科書問題)は、当日記ではかなり以前から「終わった」と宣言していた。
 
ところが我々が信奉する民主主義(法治主義)とは真に厄介なもので、教育行政の最高機関である文科省はいまだに竹富町の「違法状態」に対して何の処分もしていない.
 
いや、それどころか最後の手段である提訴さえ着手していない。
 
国の方針に反旗をひるがえす不逞の輩など、北の将軍様なら今頃公開処刑で跡形もなく処理されていただろうし、竹富町教委がラブコールを送る中国様だって、少なくとも身柄拘束くらいはしていただろう。
 
日本の法律は地方の反乱は全く考慮しない性善説で立法されているため、まさか竹富町のような一地方の教育委が法律で決めた国の方針に反逆するような反日主義者の集団であるとは想定外であった。
 
繰り返すが、民主主義とは面倒なものである。
 

教科書採択地区 沖縄県内7町村が変更希望2014年5月7日 10:55

 改正教科書無償措置法が一部施行され、市町村単位での教科書採択が可能になったことを受け、県教委が各市町村教委に実施していた教科書採択地区変更に関する意向調査で、竹富町を含む7町村が採択地区の変更を希望した。7日までに県教育庁が結果をまとめた。

 変更を希望しているのは竹富町、恩納村、伊平屋村、伊是名村、久米島町、北大東村、南大東村。

 県教委は、結果を踏まえ、21日の定例会で新しい採択地区を決める方針。

                                                 ☆

変更を希望しているのは竹富町、恩納村、伊平屋村、伊是名村、久米島町、北大東村、南大東村。

沖縄タイムスは隠れ蓑のように「変更を希望している市町村」として7市町村を並列に挙げているが、竹富町と他の6市町村とでは根本的に変更の意味が異なる。

その理由は下記のRBCニュースを見れば一目瞭然である。

RBCテレビ ↑最新ニュース一覧へ
採択地区アンケート結果公表 7町村が変更希望  (05/07 19:20)

 改正教科書無償措置法の公布を受け、県教育委員会が全ての市町村を対象に行ったアンケートの結果が7日、公表されました。

 このアンケートは先月公布された改正教科書無償措置法で教科書の採択地区が「市・郡」単位から「市町村」単位へと変更されたことを受け、県教育委員会が実施したものです。
 このアンケートで、竹富町、恩納村、伊平屋村、伊是名村、久米島町、南北大東村のあわせて7つの町村が採択地区の変更を希望すると回答しました。
 このうち、竹富町は、八重山採択地区の教科書の選定手続きに問題があるとして単独での採択を求めています。
 また、竹富町以外の6町村は教科書を選ぶ「採択地区」と、一般の教育活動を行う「教育行政区」が異なっているとして「採択地区」の変更を求めています。
 具体的には伊是名村、伊平屋村が島尻採択地区から国頭地区へ、恩納村が国頭採択地区から中頭地区へ、久米島町、南北大東村が島尻採択地区から那覇地区への変更をそれぞれ希望しています。

                

 >竹富町以外の6町村は教科書を選ぶ「採択地区」と、一般の教育活動を行う「教育行政区」が異なっているとして「採択地区」の変更を求めています。

 


>具体的には伊是名村、伊平屋村が島尻採択地区から国頭地区へ、恩納村が国頭採択地区から中頭地区へ、久米島町、南北大東村が島尻採択地区から那覇地区への変更をそれぞれ希望しています。

 

沖縄本島を採択地区に分けると、次のようになる。

 

1)南部⇒島尻採択地区

 

2)中部⇒中頭採択地区

 

3)北部⇒国頭採択地区

 

4)那覇採択地区

 

ところが竹富町の変更希望は他の5市町村のような採択地区の変更ではなく、竹富町単独の採択を希望しているのだ。

小さな離島であり、竹富市役所も石垣市に在る事実や新聞も石垣市のローカル紙を購読している事実から、竹富町は石垣市を含む八重山採択地区と同じ文化圏であることに疑いを持つ人はいない。

ただ竹富町教委のイデオロギーのため八重山採択地区を離脱し単独採択を目論んでいるのはこれまでの経緯から言って明々白々である。

当然文科省もこれには反対している。

 

教科書問題、竹富町の離脱「法の趣旨に反する」 文科省、沖縄県教育長に説明 

文科省の前川喜平初等中等教育局長はこの日、諸見里教育長に「八重山地区は一つの共同採択地区として設定してほしい」と強調。改正法の趣旨が、市町村合併などで従来の採択地区が合わなくなった場合を想定していることや、竹富町は石垣市などと文化圏が一体化しており、離脱すべきではないと訴えた。

              ☆

 

本来なら文科省の意志を汲んで竹富町を指導すべき県教委ができることは、お得意の「結論先送り」か無為無策による「黙認」くらいのもの。

到底竹富町の我侭を指導・是正することは考えられず、黙認することが予想される。

産経新聞が纏めた下記のレポートに当日記は賛成である。

国・県・町の調整不能 新聞社説も混乱に拍車 竹富町の教科書問題

2014.5.5 18:00 (1/4ページ)教科書

 

 沖縄県竹富町の教科書採択問題をめぐり、関係機関の迷走が続いている。周辺3市町でつくる八重山採択地区から離脱し、教科書の単独採択を主張する竹富町教委と、離脱は法の趣旨に反すると批判する文部科学省、両者の板挟みで判断の先送りをくり返す沖縄県教委との間で、調整不能の状態に陥っているのだ。沖縄県教委は、5月下旬にも県内の採択地区を見直す方針だが、その内容次第では今後に禍根を残しそうだ。

■□■

 

 「私たちの思いが全く理解してもらえなかった。こんなに残念なことはない」

 4月17日、文科省を訪れた竹富町の慶田盛安三(けだもり・あんぞう)教育長は同省幹部との会談後、こう言って肩を落した。

 だが、文科省の反応は冷ややかだ。幹部の一人は、「法令違反を理解しろと言われても、無理な話だ」と顔をしかめる。

 竹富町教委は平成23年8月、石垣市や与那国町とつくる八重山採択地区協議会が選定した育鵬社版の中学公民教科書を採択せず、東京書籍版を採択、使用している。このため文科省は今年3月、採択地区で同一の教科書を使うと定めた教科書無償措置法に違反しているとして、竹富町教委に対し是正要求を行った。

しかし、竹富町教委は今年度も東京書籍版の使用を決定した上、採択地区から離脱したいと表明。4月に改正された教科書無償措置法で、採択地区の範囲がこれまでの市郡単位から市町村単位になったため、離脱も可能と判断したのだ。

 これに対し文科省は、法改正の趣旨は市町村合併などで従来の採択地区の枠組みが崩れたのを修正することにあり、石垣市と文化圏が一体化している竹富町には適合しないと指摘。「そもそも竹富町は、違法状態を早急に是正する行政上の義務がある。それをせずには何も進まない」(文科省幹部)と強調する。

■□■

 

 だが、文科省としても、打開に向けた“次の一手”を見いだせない状態だ。竹富町が是正要求に従わなくても、罰則規定はない。文科省としては、違法確認の訴訟を起こすこともできるが、判決までに時間がかかる上、沖縄県教委が竹富町の離脱を認めれば、訴えの利益を失って提訴が却下される可能性もある。

こうした中、朝日新聞が3月15日付の社説で「両方の教科書を使ってみては」と提案したことが、新たな混乱を招くことになった。1冊は正規の教科書、もう1冊は副読本として利用することを勧める内容で、これを“渡りに船”と感じた文科省は4月17日、竹富町の慶田盛(けだもり)教育長に対し、育鵬社版を採択した上で東京書籍版を副読本にしてはどうかと提案したのだ。

 ところが、慶田盛教育長から「子供をだましているみたいだ」と批判され、振り出しに戻ってしまった。

 「竹富町に同調的な記事の多い朝日新聞の提案だけに、下村博文文科相も、町教委の理解を得られると思ったのだろう。結果的には失敗だった」と、文科省関係者は表情を曇らせる。

 朝日新聞広報部は「社説の提案は八重山地区内の3市町に呼びかけたもので、見解は現在も変わらない」などとしている。

■□■

 

 文科省と竹富町の溝が埋まらない中、打開のカギを握るのが、県内の採択地区を割り振る権限を持つ沖縄県教委だ。

しかし、沖縄県教委は昨年10月に文科省から竹富町への是正要求を指示された際、判断の先送りをくり返すなど、解決に向けて積極的に動こうとする姿勢は見られない。竹富町の採択地区離脱の動きについても、「町の意向を尊重せざるを得ない」と、町に判断を委ねた格好だ。

 沖縄県教委は5月下旬の定例会で、離脱の是非を決める方針。地元の教育関係者からは「ルール無視でも構わないと子供たちに誤解されないような対応をしてほしい」(元小中学校長)との声が上がっている。

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 八重山採択地区協議会が選定した育鵬社版の中学公民教科書と、竹富町が単独で使用する東京書籍版とはどこが違うのか。育鵬社版は「保守色が強い」、東京書籍版は「左派的」などと、イデオロギー色を指摘する声も一部にあるが、文科省では「教科書検定に合格しており、イデオロギーとは無縁」としている。

 文科省によると、検定合格の教科書はいずれも日本国憲法の基本原則や平和の大切さを詳述しており、学習指導要領から逸脱した思想的内容はみられない。

 ただ、育鵬社版は他社に比べて領土に関する記述が多く、「それが、尖閣諸島問題を抱える石垣市などの教育方針と一致したのだろう」と、石垣市の教育関係者は話す。一方、竹富町が現在使用している東京書籍版は、領土の記述は少ないが、米軍の基地問題を地図付きで大きく取り上げるなどの特色がある。

 文科省関係者は「どちらも国が認めた教科書。中身をみないでレッテル貼りすれば、使用している生徒が混乱する」としている。

 

 

■御知らせ■

関係各位

下記スケジュールで「那覇市議会・議会報告会」が行われ、第2部で「意見交換会」があります。この時、「若狭の龍の柱」を取り上げたいと思います。龍の柱は重要な問題であり、白紙撤回させる必要があると考える方々は5月21日、牧志駅前 ほしぞら公民館(午後7時から8時30分)にお集まり下さい。拡散希望します。

 第二部 意見交換会(午後7時50分~)

5月21日(水)
本町:牧志駅前 ほしぞら公民館 午後7時から8時30分

お問い合わせ:那覇市議会事務局(電話098-862-8153)

    ★

■御知らせその2■

本年も祖国復帰を記念する大会を行います。
琉球独立派が立ち上がり、中国の沖縄併呑工作がしきりに行われていますが、そのような時だからこそ私達は42年前の祖国復帰運動の精神に立ち返り、自らの意思で日本に返ってきた歴史的事実を確認すべきだと思います。

ぜひご参加ください!!

 「沖縄県祖国復帰42周年記念大会」

日 時 5月10日(土)14時から

場 所 宜野湾市民会館大ホール

参加費 500円


第一部 沖縄県祖国復帰42周年記念式典

幼稚園の子供達、祖国復帰運動体験者らが登壇します。

第二部 記念講演「 日本はなぜアジアの国々から愛されるのか ~ 今、私達が学ぶべきこと~ 」

講師 池間哲郎先生

 

 

 

 


 


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目次

〇沖縄の狂った話1・・・琉球民族主義は民族差別主義だ
〇沖縄の狂った話2・・・米軍がいるから戦争に巻き込まれるは妄想

〇ブログ
「狼魔人日記」より・・・末松氏大敗の意味

〇彼女は慰安婦ではない 違法 少女売春婦だ2

〇「狼魔人日記」河野談話撤回の好機!

〇「狼魔人日記」と「沖縄に内なる民主主義はあるか」は島袋氏を応援したけれど

〇名護市民は「県外移設」が不可能であることを証明した

〇ブログ 
沖縄に内なる民主主義はあるか 沖縄の識者の腐敗
               「県民金で転ばぬ」というが

〇軍命令はなかったのに なぜ集団自決は起こったのか

〇特別寄稿・ドキュメント
  集団自決を追って 星雅彦(作家)

〇バーデスの五日間

 

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