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■内閣改造は「石破更迭」が真の意味
今回の内閣改造は幹事長職にしがみつき、11月の知事選で存在感を示したい石破氏に対し、安倍首相が断行した「石破氏更迭劇」・・・を意味する。
「石破の乱」をちらつかせ安倍首相を恫喝して見せたが、第一次安倍内閣当時とは人が変わったような安倍氏の全面対決も辞さないという態度に石破氏が折れ、恭順の態度を示したため内閣入に迎え入れる形で決着したが、「安倍vs石破」の抗争は安倍氏の完勝で終結した。
11月の県知事選で仲井真知事を候補者と決めた自民党沖縄県連が7月28日、首相官邸で菅義偉官房長官と会談、菅氏は支援する姿勢を明確にしたが、その後会談した同党の石破茂幹事長は明言を避けた。
石破氏が仲井真擁立に難色を示し、「勝てる候補にせよ」と発言したとき、当日記は「石破氏を更迭せよ!」と書いた。
以下は沖縄県知事選、石破氏を更迭せよ! 2014-07-29 の引用である。
>菅氏は支援する姿勢を明確にしたが、その後会談した同党の石破茂幹事長は明言を避けた
>選挙結果次第で政府が進める移設計画が再び暗礁に乗り上げる可能性があり、調整の遅れに首相官邸は「安倍政権の求心力に影響しかねない」(政府関係者)といらだちを強めている。
仲井真県知事の「埋め立て承認」は、安倍内閣にとって念願の普天間移設の決着の前提条件である。普天間移設を成功裏に終えるには仲井真氏の3選出馬は大歓迎のはず。
当然安倍首相と一心同体の菅官房長官が仲井真擁立に異存が有るはずはない。
> ◇官房長官は支援「政府としてやれることはやりたい」。菅氏は県連側に対してこう強調した。岸田文雄外相も同日、県連に対し、沖縄県が求めている日米地位協定に環境対策を付け加える補足協定の締結について、知事選前の締結を目指す方針を表明
安倍首相の「想定外」の大活躍に嫉妬心を抱いた石破幹事長の胸中に有るのは、お得意のはずの安全保障問題でもなければ、他の国益でもない。
ただひたすら次期首相の座を狙う権力亡者と成り果て、安倍氏の辺野古移設の成功に横槍を入れたいだけだ。
石破氏は仲井真擁立に対する「難色」の理由として「公明党との調整云々」しているが、安倍首相は集団的安全保障行使で公明党が抵抗を示したとき「公明党を切ってでも」という強力な指導力で公明党を押し切った経緯がある。
筆者は昨年夏の参院選沖縄地区での敗北、今年2月の名護市長選での敗北は、沖縄2紙の顔色を伺う臆病風と怪しげな「沖縄情報」に惑わされて、「普天基地の県外移設」に固執した石破幹事長の責任だと見る。
石破氏に問う。
仮に公明党との調整が不調に終わった場合、一体誰を擁立しようというのか。
まさか翁長氏を擁立というほどモウロクしたわけでは有るまい。
公明党に引きづられ、怪しげな「沖縄情報」に判断力を鈍らすようでは幹事長として失格である。
早々に仲井真擁立に賛意をあらわすか、さもなくば幹事長の席を明け渡せ!
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【電子号外】内閣改造 山口沖縄相 菅氏が基地負担軽減担当
2014年9月3日
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安倍晋三首相(59)は3日、第2次改造内閣の顔触れを決め、菅義偉官房長官(65)が閣僚名簿を発表した。菅氏は新たに沖縄基地負担軽減担当となる。小渕優子元少子化担当相(40)を経済産業相、有村治子元文部科学政務官(43)を女性活躍担当相に起用するなど、女性は歴代内閣最多に並ぶ5人。自民党前幹事長の石破茂氏(57)は新設の地方創生担当相で処遇した。新内閣は同日夕の皇居での認証式を経て、正式に発足する。
麻生太郎副総理兼財務相・金融担当相(73)や菅氏、甘利明経済再生兼環太平洋連携協定(TPP)担当相(65)ら政権中核メンバーの6人は留任。12人が交代し、初入閣は8人となる。
安全保障法制担当相には江渡聡徳前防衛副大臣(58)を登用し、防衛相兼務とした。女性では前政調会長の高市早苗氏(53)が総務相、松島みどり経産副大臣(58)が法相、山谷えり子氏(63)が国家公安委員長兼拉致問題担当相。参院からの起用は有村、山谷両氏。
厚生労働相に塩崎恭久元官房長官(63)、農相に党TPP対策委員長を務めた西川公也氏(71)、環境相に望月義夫氏(67)、復興相に竹下亘氏(67)、沖縄北方兼科学技術担当相に山口俊一氏(64)を据えた。
岸田文雄外相(57)、下村博文文科相(60)、公明党の太田昭宏国土交通相(68)も留任。改造前の布陣と同様、民間人の起用はなかった。
【電子号外】
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■菅官房長官の「沖縄基地負担軽減担当」の肩書きの意味するもの
>菅氏は新たに沖縄基地負担軽減担当となる
筆者は安倍首相と表裏一体となって官邸主導で沖縄問題に取り組んでいる菅官房長官に、今回わざわざ「沖縄基地負担軽減担当」との肩書きを明記したことに、安倍首相の辺野古移設に対する並々ならぬ決意の表れだと見る。
10年前、掘削を前にして工事が中止に追い込まれた時の小泉純一郎首相は工事を防衛局にまる投げし、進入禁止区域を示すブイ(浮標)やフロート(浮具)を置かず、反対派による海上からの妨害を簡単に許した。
ところが、今回は菅官房長官自ら官邸主導で反対派がゴムボートでブイに近づいても海上保安庁が毅然(きぜん)とした態度で追い払っている。
辺野古移設は、進入禁止区域を示すブイ敷設が完了した時点で「終わった案件」となった。
「知事選の結果にかかわらず(だれが県知事になっても)辺野古移設は粛々と進める」との菅官房長官の発言がすべてを物語っている。
18年に及ぶ「長い旅の終わり」を、菅官房長官は宣言したのだ。
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菅官房長官の肩書きに蛇足とも思える「沖縄基地負担軽減担当」の肩書きをあえて付けた意味は、通常官邸の留守居役として地方に出張する機会の少ない官房長官を地方に行きやすくするためだ。
定めし菅官房長官の「沖縄基地負担軽減担当大臣」としての初仕事は、山口沖縄担当相を引き連れての沖縄県知事への表敬訪問だと推測する。
沖縄を訪問し、依然として沖縄2紙の顔色を窺う自民党県連ら仲井真氏を支援する保守系議員に一喝してほしいものである。
「今更新聞の顔色を窺っても、辺野古埋め立てを承認した以上、新聞は仲井真攻撃の牙を引っ込めるはずはない。 県知事に見習って「正論」で新聞には対処せよ」と。
ちなみに県知事は「沖縄の新聞は特定団体のコマーシャルペーパーなので購読しない」と正論で新聞に対応しているではないか。
安部首相が石破氏を幹事長の座から更迭し、菅官房長官に「沖縄基地負担軽減担当」と肩書きを付けた意味は、11月の沖縄県知事選に内閣を挙げて勝ちに行くための並々なならぬ決意の表れである。
■稲嶺進✕翁長雄志、大演説会
本日の沖縄タイムスも「特定団体のコマーシャルペーパー」と知事をして言わしめる仲井真攻撃のオンパレード。
発狂2紙の熱烈支援を追い風に、昨日(9月3日)午後6時より、名護十字路で「稲嶺進✕翁長雄志、大演説会」が行われた。
参加した名護市民によると聴衆は約600人~800人。
翁長氏の演説を聞いた感想は概略こうだ。
「演説を聞く限り「根っからの保守」というより「根っからの左翼」という印象だった。 保守から変節(「反戦平和」に変身)したきっかけについて重病を患ったことを挙げていたが、いかにも不自然で説得力に乏しく、「病気をしなかったら保守だったのかヨ」という囁きが周囲から洩れ聞こえたくらいだ。
翁長氏は、訪中した際、上海に林立する摩天楼を仰ぎ見たとき「これからは中国の時代が来る」と肌で感じ、それまではアメリカ留学を予定していた娘を急遽中国留学に変更した。
沖縄近海には海底資源が豊富に有るが、これを有効活用すれば充分自立出きる、と自信満々の態度していたのは中国の支援を考えてのことか。
沖縄自立の話は琉球独立を唱えて既に県知事選に立候補を表明している大城浩詩氏と相通じるものがあった。
「米軍基地収入は県の総予算のわずか5%に過ぎず、これがなくとも充分に自主財源を確保できる」などとと大見得を切っていたが、日本政府に反旗を翻し、何処から財源を導入するかについては説明はなかった。(中国からの援助?)
この辺の論調に「中国に取り込まれた男」の臭いを感じた。
「根っからの保守」を自称しながら「根っからの革新」のような演説をする翁長氏を見て、偶々保守の家系に生まれて保守政治家になっただけで、何時でも変節する政治的信念など一欠けらも持ち合わせていない「根っからのオポチュニスト」との印象を受けた。
現在、「辺野古移設反対」を叫んでいるが、一旦県知事になったら豹変し、時の政権に阿らないとも限らない。
革新陣営の間から「他にも優秀な人材がいるはず」という不満が沸き起こるのも仕方のない「コウモリ男」の演説会であった。
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■御知らせ■
「龍の柱阻止と辺野古基地賛成の日の丸行進」
日時:9月6日(土)
場所:若狭海浜公園
時間:15時集合
主催:文化チャンネル桜「ガンバレ日本行動委員会」
協賛:住みよい那覇市をつくる会
※那覇市役所まで行進後、チャンネル桜沖縄支局で懇親会です。
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普天間飛行場の違法な封鎖行為。
野嵩ゲート前のゾンビたち。
名護市長選における革新勢の嵐のような選挙違反行為
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