狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「生成AI」を使いこなせば「大学は進化する」と説くAERAの特集

2023-07-10 07:43:15 | 資料保管庫

 

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「生成AI」を使いこなせば「大学は進化する」と説くAERAの特集

 
Chat GPT
Chat GPT

学生怠惰にする懸念

AERA(7月10日号)が「『生成AI』で大学は進化する」を特集している。これまで生成AIは「人間をダメにしてしまうのではないか」と否定的な見方が多かった。特に学生のリポート作成ではAI利用が懸念されていた。

科学技術の進歩は人間の生活に資するものでなければならないし、技術の使い方によってプラスにもなればマイナスにもなることは誰でも分かっている。ただし、常に悪の誘惑に勝てるとは限らないのが人間の歴史でもある。

パソコンが出現した時でさえ、過去の論文を「コピー&ペースト」(切り貼り)して済ますことが容易になり問題になったことがあった。生成AIはネット上にアップされた膨大な情報を集めてきて、指示に応じた再構成をする機能だから、コピペのように「盗作・剽窃(ひょうせつ)の跡」がすぐにバレるようなヘマはしない。今や学生は自身が勉強しなくても、もっともらしい論文が書けるというわけだ。

だが、その生成AIは学生を怠惰にするのでなく「大学は進化する」というのである。なぜか。同誌が引用した東北大の調査では、対話型AIである「チャットGPT」を使ったことがある学生は32・4%、論文提出に利用したのが14・0%だった。まだまだ普及はしていないようだ。

だが使い方は「学生を怠惰にする」のではなく、工夫が見られる。「回答が正しいか確認し、必要に応じて修正した」のが91・8%、「書き換えたり書き足したりして自分のアイデアを生かした」のが85・3%にも上った。AIに書かせて「はい、おしまい」ではないのだ。「自分の文章力や思考力にプラスになると認識している回答が7割を超えた」という。

回答導き出すツール

チャットGPT利用に懐疑的な筆者を納得させる箇所は次である。「東洋大学情報連係学部長の坂村健さん」は知的所有権や著作権の侵害、他人のパクリ、代筆、ネットからのコピーなどが「昔から『いけないこと』には変わりはない」とした上で、将棋の藤井聡太七冠の例を挙げた。「AIを相手に日々研鑽して能力を高め、人間相手の対局のときは自分の力で戦っている」ことだ。AIは回答そのものではなく、回答を導き出すツールだということである。

その上で坂村さんは「この先、生成AIは日常生活で普通に使うものになる。だったらいち早く、どう使えばうまくいくのかを習得させ、未来の道具を使いこなす新しい学生を送り出したい」と語る。大森不二雄・東北大学教授も「きちんと基礎的なリテラシーを学んだ上で使いこなす必要がある」と強調する。

その一方で利用を「すすめない」という意見も同誌は載せている。「富山大学教授で社会学者の佐藤裕さん」は、「使えるようになっておくこと自体は、悪くない」としつつ、データの内容がどれだけ信用できるものなのか、と懸念を示す。

リテラシーが必要に

生成AIの根拠はネット上の膨大な情報だ。それを集めて構成し「もっともらしい」ことを書いてくる。だが出典も、データの信用度も不明、官公庁のものなのか個人のものなのか、どういうサイトにあったのか、要するに検証された確かな情報ではない、ということなのだ。

テーマによっては、偏った情報が意図的にネット上に大量に流され、情報量を“操作”されていることもある。これを根拠にGPTが書けば、当然偏ったものにならざるを得ない。特に陣営間で対立し論争となっているテーマではフェイクや謀略も含まれる。リテラシーが必要なのだ。

「東京大学教授の佐倉統さん」は「自分が欲しい答えを得たいと思えば、適切な質問を投げかけないと返ってこない。『問う能力』もさらに必要」だと指摘する。

使う側の人間がより賢くならなければ正しくは使いこなせない技術なのである。怠惰になっている暇はないと気付かされる特集だ。

(岩崎 哲)

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2023-07-10 05:43:31 | 政治

 

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