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メモ:10;30 大 18:50大
21~23日までの三日間、何の告知もなく狼魔人日記を突然休載した。
理由は突然インターネットが繋がらなくなったからだ。
現在使用中の固定電話もインターネットで通じており、原因は固定電話のインタネットシステムがパソコンに連動し、パソコンのインターネットに障害が生じた。当然固定電話も使用できなくなったが、先ほど固定電話のシステムを取り換えて、PCも通常通り復活した。
筆者も80歳代に突入し、ネット関連の不具合にうまく対処できず右往左往することが多い。
人間だれしも若い時に身に着けた知識や技術は滅多に忘れることがないが、高齢化して得た知識に慣れるのは困難が伴う。
本日(3日)の沖縄タイムスの「論壇」に、与那原町に住む100歳の宮城鷹夫氏が「報道写真家・石川文洋さん 戦争伝える 85歳の使命感」と題して次のような文を寄稿している。
≪戦争の恐ろしさ、怖さを知る写真がある。(略)その写真家が石川文洋さん。戦時体制と戦争を体験させられた100歳の老人にとって身の毛がよだつのである。(略)(石川さんは)また「カメラの視点」という資料本では「久部良割(クブラワリ)は、妊婦を岩の割れ目に飛ばせて、岩間に落ちた妊婦は胎児と共に死ぬという「人減らし」を説明している。
昔の政府の政策を述べたものであるが、今日の陸上自衛隊の石垣駐屯地新設、台湾有事と沖縄の危険度、ウクライナ・ヴェトナムと沖縄に触れて「これまで戦争を見てきて、軍隊があるから戦争が起こる」「自衛隊が辺野古、石垣島、宮古島与那国島などに基地を建設し、航空自衛隊を強化し、米軍と共同訓練をしている様子を『まさか』が起こらないことを願いながら心配しています」と結んでいます。(略)
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一目して100歳の宮城鷹夫しも、題材となっている85歳の写真家石川氏も、現在の沖縄タイムスと同じ論調で「基地反対」であることがよくわかる。
勿論筆者(狼魔人)とは対極をなす考えの持ち主だ。だがここで宮城鷹夫氏と基地の有無について議論する気はない。ただ主義主張は異なっても、100歳にって新聞の論壇に健筆をふるう元気に感服しているのだ。
だが、宮城鷹氏に一言だけ「反論らしき」ものを言わせてもらうと、次の一節だ。
≪久部良割(クブラワリ)は、妊婦を岩の割れ目に飛ばせて、岩間に落ちた妊婦は胎児と共に死ぬという「人減らし」を説明している。昔の政府の政策を述べたものである≫
宮城氏は気軽の「昔の政府の政策」と述べているが、これは基地新設の現在の政府とは全く別物である。
過去にも書いたが琉球王朝の「苛政」の結果である。
ちなみに宮城鷹夫氏は、元沖縄タイムス記者で、論説委員長、主筆、代表取締役専務、タイムス総合企画社長を歴任しておる。
100歳になっても現役バリバリの阿部岳記者と思想は一ミリも変わっていない。
雀百まで踊り忘れず、である。
【おまけ】
故太田昌秀元知事は「琉球王国は武器を持たない平和な島」という大ウソを撒き散らしていた。
首里城が炎上した時の沖縄2紙は、「首里城は沖縄県民の心」と言わんばかりに,首里城の焼け跡をみて号泣する女子高生の顔写真を掲載し、首里城は平和な沖縄の象徴であるかのような報道をした。
だが、琉球王国が住民に課した人頭税などの苛烈な政治を知る県民はいない。
苛政は虎よりも猛し
重税や厳しい刑罰をおこなう苛烈な政治は人を食う虎よりも恐ろしいということ。だから、悪い政治はしてはならないということ。
2023年3月25日付「沖縄タイムス」
【茶飲み話】
苛政 大石直樹(62)
首里城が炎上した日の朝、年配の新聞記者が言った。
「ユーシッタイ(ざまーみろ)」。
ここは宮古島。
共感せずとも、八重山出身の私はその心情を理解した。
首里城関連の行事が続いているが、私はその熱さについていけない。
このわだかまりを探ると、果せるかな半世紀も前、評論家の谷川健一氏が人頭税に触れたうえで、「沖縄本島と先島の間には目に見えぬ一線が引かれており、両者の違和感は思いの外に深い(「沖縄・辺境の時間と空間」三一書房)と嗅ぎ取っていた。
2月26日付の本紙(沖縄タイムス)に「与那国の石首里城へ大龍柱の復元素材搬出祝う」の記事が載っていた。与那国と言えば人頭税が始まったころ、税逃れのため比川村の四家族が南与那国(パイドゥナン)を目指し脱島した。また人升田(トゥングダ)伝説では人減らしのため、銅鑼を合図に島の中央に位置する田んぼに駆け込むように命令され、田んぼからあぶれた者、遅れて来た者は殺された。
人間を量る升だから人升田なのである。そんな島に「にちぬぅさんあぃてぃ」という童歌がある。苛税を嘆き「王様の命令に生きることもできない死ぬこともできないから雨よ降ってくれるなお願いお願い」歌っている。
人頭税時代の苛政治の頂点に立っているのが首里城である。沖縄本島の人たちは、先島人のこうした痛みを知っているだろうか。
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何が「命どぅ宝」だ。
笑わせるぜ。
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