「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

けぶの妄想・1980年7月15日

2010-11-01 22:25:56 | 「けぶのたわごと」
<けぶの妄想・1980年7月15日>

東京警視庁七曲署・署長・西山は、昼食にざるそばを軽くとり、
各課から回覧されてくる書類の山に眼を通していた。

夏も本番、古い署内は昨年改装したものの蒸しており、署長室は扇風機が稼働しているが、それも熱風に感じる。
西山はちょっと溜息をつきながら、書類に認印を押している。

昨日は殉職した署員の告別式があり、今日は本庁にその署員の事情説明と後任人事を相談してきた。
今回は新人人事ではないので、西山の頭を悩ませた。
何人か七曲署転属を志願している人間がいるが、西山が欲しい人材は殉職者が多い七曲署を毛嫌いしており、本庁では志願者の配属の方針であるため、人事に明るい徳田警視に一任してきた。

書類処理に手を止め、何か思いついたように電話に手を伸ばす・・・・。

数分後、捜査一係長の藤堂俊介が姿を表した。
西山はゆっくりと、「今日本庁に行って来たんだが、島の後任人事だが、徳田警視に任せてきた。君がなにも云わんもんだけら、勝手に話を進めて来たぞ。」と言って藤堂を見た。

藤堂は何も言わず、頷きもせず、西山を真直ぐに見つめている。

西山は怪訝そうに、「本庁に任せてきたのが不服なのか?藤堂君。」と投げかけたが、藤堂は何も言わない。

西山は不機嫌になり、「いつもは君が直接人事に根回しをするじゃないか、なんで今回は動かないんだ?」と全て言い切らないうちに、藤堂は西山の机にそっと封書を置いた。

=辞職願=

西山はその封書を見てギョッとなったが、藤堂が構わず続けて・・・

「島刑事殉職の責任は私に全てあります。それに島以外にもこれまでに4人の部下を亡くしてしまいました。これ以上、今の職に就いている自身がありません。」
と、冷静だけれども毅然と言い放った。

西山は慌てて、「島の件は業務上とはいえ交通事故だ、なにも君が責任を取らなくとも・・・」

藤堂は黙っている。

西山はいつになく神妙に切り出した。
「確かに以前の4人は君の指揮に行きとどかなかった点があったかもしれんが、それはワシにも責任がある。それに今までワシ達の首が繋がっていたのは、この街にワシらが必要だという本庁に方針の表れだとは思わんか?」

西山を真直ぐ見ていた藤堂の眼が少し動いたが、
また元に戻った。

動じない藤堂に業を煮やした西山は、
「ワシとしてはこの辞表は受け取れん、これは・・・」と何かを言いかけた時に、電話が鳴る。
捜査一係の山村から、藤堂への内線だった。
仕方なさそうに「君にだ」と受話器を藤堂に向ける西山。

藤堂が取り「解った」とだけ言って電話を切る。

「富士見町で強盗傷害事件です、戻ります。」

西山は慌てて封書を藤堂の前に掲げ「これはどうするんだ!?」

藤堂はただ、「お預けします。」とだけ言い残し、早々と署長室を出て行った。

立ちあがって「藤堂!!!・・・・勝手な男だ・・・」と西山は苦虫を噛んだ。

そのまましばらく考え込んだ後、電話をとった。

数時間後。

藤堂から預かった封書を持って、本庁・徳田警視と面談している西山。
「そうか、彼が辞表を出したか・・・」としみじみと徳田が言うと、
「奴は極端なんですよ・・・それに思いこんだら頑として変えませんから・・・。」威勢はいいものの困り果てている感じの西山。
「ただ、徳田さんであれば、藤堂を説得できると思うのですが・・・。」

徳田は少し笑って、
「確かに、藤堂君は本庁時代から知っているが、それは君だって同じじゃないのか。」

西山の動きが止まって何も言わない。

徳田は続けて、「まあ、確かにあの頃の君らはライバルだったわけだから、その相手に刑事を辞めるななんて言い辛いな。」と笑った。

「徳田さん・・・」西山が参ったという顔をする。

「よかろう、私が藤堂君に話をしてみよう。それに後任人事の方も固まったから、明日にでも藤堂君にここへ来るように伝えてくれたまえ。」と笑った。

西山は立って徳田に深々と礼をして、徳田の部屋を去った。

西山を見送った後、また藤堂の辞表を感慨深気に眺める徳田。

(この文章はけぶの妄想であり、実際に設定された物語ではありません。)


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妄想と現実と過去と未来

2010-11-01 12:51:24 | エトセトラ
バタバタとしながら11月に入ってしまいました。
どうにもこうにもブルドック状態でありまして、
まあ煮詰まって焦げた状態です。。。

11月の予定はすべてパーで、旅行はダメ、胃の再検査までダメになり、自棄を起こして愛車・ビスタチオの冬タイヤへの交換を行いました。。。あさ凍ると走れないので(^_^;)
それに遅まきながら地デジ受信がやっと叶いました。。。
山の谷間に生活していると、こういうところで電波が届かないという弊害がありましたが、なんとか対応になりました。
でも半年前からビエラリンクは完了していたわけで。。。(三菱電機さま、申し訳ない<(_ _)>)

で、なんで日誌の方が停滞しているかというと。
「ドクター刑事登場!」の冒頭・・・。
徳田警視とボスとの会談の前段階の妄想が止まらないというか纏まらなくて。
西山署長とのやりとりがあったはずなので、妄想していたら、あんなこともこんなこともあるでしょ~う♪みたいに、妄想が湧いてきます(^_^;)・・・。
そればっかり頭を巡っているので先に進みませんでしたが、やっとこさ纏まりつつありますので、自らの妄想劇を完結させる意味で、後でここに載せます<(_ _)>

【ファミ劇日誌ミニ】

#48「影への挑戦」
怖い話ですし、結果的にみんな不幸になる救えない事件です。
実際にこういうことがあるかどうかはわかりませんが、それじゃ無いとも言い切れないし。
関根さんは当時19歳ですが、多分マカロニと同じ年の設定だと思われますので、シンコは23歳。シンコの年齢でも大人びている感じなのに関根さんはある意味すごいというか特別です。あの年齢でクール設定ではなく冷静な女刑事というのもシンコぐらいしか居ないのではないでしょうか。
セリカLB、いいですね。
ゴリさんにぴったりです。

♯700「ベイビー・ブルース」
ブルの髪も伸び縮みしてらぁ(^_^;)
いままでちょっと脚本的に新しさを狙っていたところで、今回は金子裕氏脚本ということで、太陽らしい作品になっていると思います。
所有VTRをセーブして久々に観たのですが、私の歳のせいか泣けました。
なんちゅうか、不憫すぎるというか・・・。
流面形セリカ、ワイン・スープラと共演してましたね。
それと、マイコンの射撃の上達っぷり。

#701「ヒロイン」
この作品も所有VTRをセーブして観たので、ちょっと記憶違いなところがあった(^_^;)
すぐマスコミ攻撃でしたね(^_^;)
戸川純氏は当時「すっとんでいる」印象が強かったので、こういう役のイメージがなかったので、結構驚きました。
大和田署長・・・ちゃんと留守番してましたね(^_^;)



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