『♯48 影への挑戦』
主演:関根恵子(内田伸子)
助演:石原裕次郎(藤堂俊介)
出演:萩原健一(早見淳)ハナ肇(内田宗吉)露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)小野寺昭(島公之)北川陽一郎(高田鑑識員)
村野武範(尾沢康彦)磯村昌男(高野公夫)松井紀美江(高野祥子)幸田宗丸(七曲署部長)由起卓也 小野松枝 石川隆昭 八木和子 門脇三郎 ※ノンクレジット オスマン・ユセフ
プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平 脚本:小川英 鴨井達比古
撮影:中村隆彦 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:桜井一孝 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:原雄次郎 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐
協力:国際放映 制作協力:渡辺企画 企画協力:ジャックプロダクション
監督:土屋統吾郎
制作:東宝株式会社
覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)タウヌス(32―09)
太陽初の未解決事件。
太陽では一件落着ラストというのが通例という印象がありますが、公式に未解決事件と言われる事件が本作と#135、その他に黒幕を逃がした事件は結構あったりします。
これは、#135同様「箱根の老人(人)」が絡む事件、麻薬事件がありますが、殉職編にしてもマカロニ、テキサス、ボン、殿下、ロッキー、ボギー、ラガー、山さんと殆どその時点では未解決です。
更に事件自体が全面解決したと云い難いのが、マカロニ、殿下、ラガー、山さん。
解決したとして納得しようとしても、どうしても「それで良いのか」と思ってしまうのが、ラガーと山さん。
やっぱり後日談ですっきり解決してほしかった・・・というのがあります。
で、本作に話を戻すと・・・
単純にスパイ話ということになるのですが、「影(裏)の世界」という部分をクローズアップすることによって、当時の慣習的「スパイ話=痛快アクション」という方程式から完全に脱却して、表の世界から見る恐怖を表すことに成功しています。
死んだはずの人間が生きていた、生きていた人間が実は死んだことになっていた・・・昨今に高齢者年金問題じゃないですが、人の生死のミステリーという意味でも怖い話です。
ただ、死んだとされる人間にせよ、殺人事件が起こり、被害者と加害者がいて、事件を解決させるのが藤堂一家の役目ですから、康彦が最初の加害者だとしても、康彦を2度目に殺した相手が逮捕できなかった以上、話的にはある意味決着はついていますが、ボスにとっては未解決であることには間違いないので、あの会見の発言となった訳ですが、七曲署部長の「うまく処理する」という言葉が非常に意味深です。
マイクロフィルム、遠隔装置カメラ、映写機の爆発、組織の人間の人並み外れた機動力。
これは普通のスパイ映画と変わらないのですが。
その辺りは太陽的クールさで覆い隠しています。
土屋監督の手腕発揮とも言えます。
ところでシンコ。
刑事になってからぐっと大人のムードを醸し出すようになりますが、
ホテルでブランディをたしなむ様は、関根(高橋)さんが18歳とは思えない落ち着き。
多分シンコの年齢はマカロニと同年か下、23~4歳の設定なので、シンコとしてもやっぱり落ち着いています。
それにしても、宗吉絡みではないシンコの過去が初めて明らかになる回でもあり、刑事とプライベートに悩む話としても、ここまで突っ込んだ話も今まで無かったですから、衝撃的作品とも言えると思います。
「女として刑事として」というのはシンコのテーマです。
今回は恋愛系の傾倒しましたし、シンコ自身も・・・というところがありましたが、それはシンコだから許されるのかも・・・。
我々太陽中毒の中では、シンコはマドンナとして外せない永遠の存在だと。
=クルマネタ=
康彦のレンタカーのマーク2セダンも本物のレンタカーのようで、珍しいですね。
また、なんといってもセリカLBの登場。
すっかりゴリさんが愛車的に乗りこなしており、既に後年の使用スタイルである、窓全開走行を実践しています。
恐らくですが、竜さんが乗車を希望されたのでは?
当時発売から半年未満の人気車両でした。
=コネタ=
*長さん欠場・・・家族旅行?
*シンコがマカロニを意識?
*#38以来久々の登場となった宗さん。
今回はあくまでもシンコの父に徹し、刑事の小言はボスに任せた感じがあります。
ただ、「3年前」の娘の姿を知っている関係上、「お前は刑事だろ!」なんて言えないですよね・・・。
=ロケ地=
多摩 けやき台団地(?自信無)
東京ヒルトンホテル
主演:関根恵子(内田伸子)
助演:石原裕次郎(藤堂俊介)
出演:萩原健一(早見淳)ハナ肇(内田宗吉)露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)小野寺昭(島公之)北川陽一郎(高田鑑識員)
村野武範(尾沢康彦)磯村昌男(高野公夫)松井紀美江(高野祥子)幸田宗丸(七曲署部長)由起卓也 小野松枝 石川隆昭 八木和子 門脇三郎 ※ノンクレジット オスマン・ユセフ
プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平 脚本:小川英 鴨井達比古
撮影:中村隆彦 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:桜井一孝 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:原雄次郎 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐
協力:国際放映 制作協力:渡辺企画 企画協力:ジャックプロダクション
監督:土屋統吾郎
制作:東宝株式会社
覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)タウヌス(32―09)
太陽初の未解決事件。
太陽では一件落着ラストというのが通例という印象がありますが、公式に未解決事件と言われる事件が本作と#135、その他に黒幕を逃がした事件は結構あったりします。
これは、#135同様「箱根の老人(人)」が絡む事件、麻薬事件がありますが、殉職編にしてもマカロニ、テキサス、ボン、殿下、ロッキー、ボギー、ラガー、山さんと殆どその時点では未解決です。
更に事件自体が全面解決したと云い難いのが、マカロニ、殿下、ラガー、山さん。
解決したとして納得しようとしても、どうしても「それで良いのか」と思ってしまうのが、ラガーと山さん。
やっぱり後日談ですっきり解決してほしかった・・・というのがあります。
で、本作に話を戻すと・・・
単純にスパイ話ということになるのですが、「影(裏)の世界」という部分をクローズアップすることによって、当時の慣習的「スパイ話=痛快アクション」という方程式から完全に脱却して、表の世界から見る恐怖を表すことに成功しています。
死んだはずの人間が生きていた、生きていた人間が実は死んだことになっていた・・・昨今に高齢者年金問題じゃないですが、人の生死のミステリーという意味でも怖い話です。
ただ、死んだとされる人間にせよ、殺人事件が起こり、被害者と加害者がいて、事件を解決させるのが藤堂一家の役目ですから、康彦が最初の加害者だとしても、康彦を2度目に殺した相手が逮捕できなかった以上、話的にはある意味決着はついていますが、ボスにとっては未解決であることには間違いないので、あの会見の発言となった訳ですが、七曲署部長の「うまく処理する」という言葉が非常に意味深です。
マイクロフィルム、遠隔装置カメラ、映写機の爆発、組織の人間の人並み外れた機動力。
これは普通のスパイ映画と変わらないのですが。
その辺りは太陽的クールさで覆い隠しています。
土屋監督の手腕発揮とも言えます。
ところでシンコ。
刑事になってからぐっと大人のムードを醸し出すようになりますが、
ホテルでブランディをたしなむ様は、関根(高橋)さんが18歳とは思えない落ち着き。
多分シンコの年齢はマカロニと同年か下、23~4歳の設定なので、シンコとしてもやっぱり落ち着いています。
それにしても、宗吉絡みではないシンコの過去が初めて明らかになる回でもあり、刑事とプライベートに悩む話としても、ここまで突っ込んだ話も今まで無かったですから、衝撃的作品とも言えると思います。
「女として刑事として」というのはシンコのテーマです。
今回は恋愛系の傾倒しましたし、シンコ自身も・・・というところがありましたが、それはシンコだから許されるのかも・・・。
我々太陽中毒の中では、シンコはマドンナとして外せない永遠の存在だと。
=クルマネタ=
康彦のレンタカーのマーク2セダンも本物のレンタカーのようで、珍しいですね。
また、なんといってもセリカLBの登場。
すっかりゴリさんが愛車的に乗りこなしており、既に後年の使用スタイルである、窓全開走行を実践しています。
恐らくですが、竜さんが乗車を希望されたのでは?
当時発売から半年未満の人気車両でした。
=コネタ=
*長さん欠場・・・家族旅行?
*シンコがマカロニを意識?
*#38以来久々の登場となった宗さん。
今回はあくまでもシンコの父に徹し、刑事の小言はボスに任せた感じがあります。
ただ、「3年前」の娘の姿を知っている関係上、「お前は刑事だろ!」なんて言えないですよね・・・。
=ロケ地=
多摩 けやき台団地(?自信無)
東京ヒルトンホテル