「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

加奈子

2010-11-23 21:38:15 | ファミ劇日誌
『♯703  加奈子』
主演:金田賢一(島津公一)
助演:石原良純(水木悠)
出演:神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)草薙幸二郎(大和田義一)
竹井みどり(森口加奈子)山本紀彦(宮田)佐藤恵利(三村ひとみ)樋口達馬 山崎猛 大矢兼臣(東都大学心理学助教授)脇光雄

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:古内一成
撮影:内田清美 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:鎌田浩 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:土居久子 制作主任:大藤博司
協力:国際放映 永田書房刊 リルケ「愛の詩集」より 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)


不幸な事故。
ただし、そこまで行きつくプロセスの証言が嘘だらけ。

加奈子が親友の気持ちを思い計った事なのかもしれませんが、隠し事が重なっていればデュークの食指に触れるわけで。
ただ、過去に一夜を過ごした男が今は親友の恋人だというのもキツい。
宮田という男もちょっと解りずらい(一見真面目な)女ったらしなのもちょっと手強いというか。
ただ、加奈子が必要以上生真面目だったというところからの出発だったような(^_^;)
一夜限りに一生懸命だったと云うのも、ある意味悲惨ですが、その相手の男がまた一夜を求めてくるというのも厚かましい。
偶然の悪戯とはいえ、あまりにも悲惨な。

対するデュークは捜査に科学的視点を取り入れます。
さすが上流家庭の出だけあって、コネクションも多彩ですが、「神経言語学的プログラム」当時もビックリしました。
なるほど・・・現在では浮気の追求に使っている奥方もいるぐらい知る人ぞ知る方法ですが、加奈子はすっかりその法則にハマっていました・・・ただ、この法則、演技しやすいので要注意なのですが(^_^;)
もともと辻褄が合わない部分が多い事件だったし、ちょっと捜査してどんどん証言と食い違う内容が出てきたので、デュークも署長に捜査継続を納得させるための方便だったのかもしれませんが・・・。
逆に言えば、山さんの亡き後を補うべき自らの技術向上に用いようと勉強したのかも。

全体的には、加奈子の悲惨な物語という感じだったような・・・。

=ゲスト=

ゲスト主演の竹井さんは今までも太陽に御出演でしたが、あまり役に恵まれていなかった(^_^;)
山本紀彦さんは太陽では中期から悪役ばかりですね・・・。

そういえば大矢さんは今なにかのCMに御出演ですが・・・なんだったっけ?<ドわすれ。

=コネタ=

*大和田署長のノーマルな捜査指揮はなかなか好感が持てますが、デュークがあまりにも気を持たせたのでクサっちゃいます(^_^;)。あれは仕方が無い。

*デュークのネクタイが山さん殉職時のものと新調のものと頻繁に取り換え(^_^;)

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教室

2010-11-23 17:32:33 | ファミ劇日誌
『♯702  教室』
主演:長谷直美(岩城令子)
出演:神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)草薙幸二郎(大和田義一)成田光子(早瀬波江)※以下クレジット無 服部賢悟(岩城裕太)中原有弥子(岩城陽子)
萬田久子(瀬川律子)
工藤明子(中里愛子)加藤和夫(校長)高岡一郎(島崎良夫)
紅理子 石井孝明 速見領 本庄和子 竹内靖 宇乃壬麻 門脇三郎 五十嵐美鈴 村野将史 富勇人 吉田和美

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:小川英 長田澄江
撮影:内田清美 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:鎌田浩 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:土居久子 制作主任:大藤博司
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)


またマミーに見合い話。
どうも、波江だけの画策ではなく「林」と云う人物も絡んでいる(^_^;)
ただ、先方が乗り気というのは、「刑事を辞めさせる」ぐらいのこと言ってるのか?
この話はどうも別口に行くようですが。

令子と律子の関係性。
下町のチャッキリ娘と優等生。
「今回はあなたに負けた」というのはポロっと出た本音だったのかも。
ただこの二人、物凄く信頼し合っているというか、真直ぐなところがウマが合うんでしょうね。
これがちょっと不信感があれば、今回は令子がかなり割を食った感じですし、律子にしても結局は隠したいことバレちゃいますから、関係悪化しても仕方ないところなのですが、見事に「勝ち負け」で片付けています(^_^;)

律子の熱心さは当時の東京の教育現場ではちょっと異質だったかもしれません。
既に塾通いも当たり前だった時代ですし、落ちこぼれを「ひいき」していると思っている向きの噂もちょっとキツいものがありますね・・・。
それに、自殺の原因がいじめ以上に、味方(理解する人)が居ないというところにあるという律子の信念は、これはなるほどと思いました。
なにはともあれ、大人も子供も孤独は毒なんだということ。

しかし、律子が結局は教師を辞めてしまうわけですが、
多分あの子供たちとは一生の付き合いになるでしょう・・・子供たちだって深く考える時が来るでしょうし、そこでやはり支えになるのは仲間と律子なわけですから。

ところで島崎・・・。
折角真っ当になろうとしたのに、なんで短気を起こしたのか。
敏也はそれほどつれない感じは無かったのに(^_^;)

今回は色々と画策した割には、穴だらけ疑問だらけ。
デュークが拘るのも無理もないぐらい、律子に疑いが向くようになっていました。
子供たちを守ろうとする律子の計算とも思いますが、ちょっと行き過ぎだったような・・・。
結果的にはバレるんだし、正当防衛というのも認められるような状況だったので、
正直に言えば事が済んだような・・・。
ただ、律子の辞職は免れなかったと思いますが。

=クルマネタ=

ソアラ、スープラのツインターボが登場したにもかかわらず、殆ど活躍していません(^_^;)
グラウンドでドリフトするわけにもいかないし・・・。

=ロケ地=
歌舞伎町付近
多摩川河川敷

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ヒロイン

2010-11-23 13:50:34 | ファミ劇日誌
『♯701  ヒロイン』
主演:地井武男(井川利三)
出演:神田正輝(西條昭)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)草薙幸二郎(大和田義一)
戸川純(清水多美子)石田弦太郎(高梨)東丘出陽(トリミングの客)谷村好一(ギタリスト佐々木)工藤啓子(甲坂光恵)水木薫(多美子の同僚)梅村美保 大力小力 真田陽一郎 森篤夫 竹中友美 沼田英樹 岡真澄 

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:尾西兼一 小川英
撮影:稲垣久夫 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:関良平 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:鈴木一平
制作:東宝株式会社

覆面車:セリカ(17-53)クラウン(62-40)スープラ(41-58)


ボス不在2作目で、大和田署長の出馬です。
「藤堂君の不在の間の一係の責任者は私だ」ということで、ハッキリ「捜査課長はいない」ということになると(^_^;)
ブルのボスチェアー防御はナイスプレイです。
ただ、しゃべり方が急に変になるブル(^_^;)

ちゃんと留守番をする大和田。
多美子の電話を変だと思わないで、ちゃんと聞きとりトシさんに報告を入れています。


人気ロックスター狭山毅のダイイングメッセージを偶然聞き、目立たない、自らの世界を頑なに守っていた生活から一気に注目の的になる多美子。
妄想好きでも、自分がヒロインになれる一隅のチャンスは無いから、自演自作で犯人に襲われたように工作しますけど・・・。
トシさん、確かに多美子は自分をヒロインとして祭り上げたかったと思いますがね、それってヒーローは旦那じゃないですか・・・(^_^;)

そこまで現実離れしてないですよ、多美子は。
多分、トシさんに怒鳴られて、離れて行く時・・・何とも言えない寂しさが廻ったものと。
いや、やっぱり多美子はトシさんに惚れた!?

多美子にとってはトシさんをつなぎ止めたい一心の自己主張なんですけど、
自己主張の方向性がちょっと妄想の方向に向きましたけど、いくら世間知らずとはいえ、あれだけ男の前で泣いたり叫んだりしたわけですから、多美子はトシさんに甘えているとしか思えない(^_^;)

多美子の気持ちも何となく解らんでもないし、あくまでもその甘えを別な方向、自分自身を等身大の自分としてべランスのとれた見つめ方をさせようとする方向に向かせようとするトシさんの気持ちもわかるし。

ただ、高梨の襲撃時に逞しくなった多美子がその憂いをかき消します。

それにしてもロックスター狭山は高校生まで手をだして悪い奴だぁ・・・。
高梨の殺意も解らないでもないですが、
見かけによらず直情型なんだなぁ・・・と。

=ゲスト=

戸川純さんとしてはハマり役としか言いようが無いなぁ・・・・当時イメージ的に全然違う方向だったのでビックリしました。大熱演です。
石田太郎さんは太陽では珍しく犯人役。
東丘出陽さんはあれ?令子の義理の兄嫁だったのでは?
現在はオペラ歌手として活躍なさっているとか。

=コネタ=

*ラーメンばかりじゃ、身体に悪いぞ! 
出前値上げネタ・・・100円値上げってちょっとイタい。

=ロケ地=

*新宿3丁目近辺
*新宿駅
*新宿地下街
*マクドナルド歌舞伎町店(?おそらく)
*やっぱりウルトラマン商店街、亀龍軒も現存。(太陽グルメ入り)
*多美子の勤務するペットサロン自体は今や老舗として現役。
ただし、支店は現在は無い。


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ベイビー・ブルース

2010-11-23 12:08:58 | ファミ劇日誌
『♯700  ベイビー・ブルース』
主演:又野誠治(澤村誠)
助演:石原良純(水木悠)
出演:神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)渡瀬ゆき(澤村泉)
木村一八(田島治男)仲谷昇(孤児院園長)立原ちえみ(安藤恵子)石田和彦(坂口)代志住正 大園博子 船場牡丹 河合宏(少年課刑事)伊藤浩二 阿南聡 児玉瀬信 鈴木正人 佐藤和雅

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:金子裕
撮影:稲垣久夫 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:関良平 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:鈴木一平
制作:東宝株式会社

覆面車:セリカ(17-53)クラウン(62-40)スープラ(41-58)


いきなり「冒険のテーマ2バリエーション」という懐かしい曲をバックに始まります。
いつになくのんびりとしたムードの中で、ボスの体調不良と休暇、そしてブルのツケ・・・もとい、赤ん坊がなかなか生まれないことが語られます。

この頃になるとボスがいない一係部屋というのは慣れっこになっていましたが、そこには必ず山さんが居ました。

本作からボスがいなくなることは既に解っていた事ですが、ボスが居ない寂しさもありますが、山さんが居ないというのも決定的に叩きつけられた感じがして、少々滅入った記憶があります。
しかしどうするんだろうな・・・ここまで平坦な一係、というか合議で捜査に当たるというのも確かにありなんだけど、それじゃ対処できない巨悪と対峙した時にどうするんだろう・・・と変な心配をしたものです。

ただ、とりあえず一係シーンは直ぐ終わり、ブルースと泉ちゃんの方に話が向いていきます。
(太陽お得意の巨大な腹ボテ・・・(^_^;))
この二人の関係性もやっぱり面白い。
のんびりしているのはお互いそうなんじゃないの?
まあ、カカア殿下率は高そう。
ブルの言う「愛が満ち溢れている」というのもまんざら誇張でもないし、ブルがJrを得て益々強力になっていきます。

木村一八氏演じる治男、熱演ですね。
#49じゃないですが、最初に好かないと思った相手が自分に似ているというのをブルも治男も感じていたんでしょう。
最初はブルが未成年ということでバカにした態度でしたが、直ぐ修正します。
まあ、それがまた食い物(それも寿司!)だった訳ですが・・・。
マイコンとずいぶん待遇が違います(^_^;)

それに恵子の不遇さも泣けてきます。
治男さえ出稼ぎに出なければ・・・というのは仕方ないにせよ、半年近くも連絡取っていなかったというのは、「愛し合っている」という若かりしエゴだったわけですが、暴走する治男の贖罪の念は、ブルで無くとも痛々しく感じます。

子供というのは、どういう境遇が幸せなのかというのは、正直親を以っても解らないですが、ブルはブルとしてブルらしく親父を遂行すればいい・・・なんて。

=マイコンとドック=

やっぱり相棒はマイコン。
ブルもJrの名前を初披露したのが彼というのも、完全に信頼している証だと。
それでも、照れるブルを弄るから・・・まあお互い素直じゃないなぁ・・・。
ビタミン剤は歯痛に効く?
病は気から。。。
ドック小瓶携帯が本格開始です。

=金魚=

手軽に作れる「金魚」
現物を水で薄めればよいわけですから、聞いた話によると昔は末端の中毒者も学生に売りつけていたとかいないとか・・・。
しかし、暴力団が手を出すとは悪質・・・。

=コネタ=

*出産祝いに悩む一係メンバー。
でも、トシさんにしても令子にしても経験者にもかかわらず悩んでいるし(^_^;)
現実的なデュークはやはり現金という提案。

*ツケ
ブルのツケネタがまた(^_^;)
渋谷・鳥善って現実にもありますので、太陽グルメツアー登録です。

*ラガーのテーマ
1986年は使用頻度が高めです。

*「ラーメン屋にみえるか、刑事だよ」
いや、クリーニング屋にも見えない・・・。

*捜査4係に捜査課長!
なぜ!?


=ロケ地=

祖師谷「ウルトラマン」商店街
病院も祖師谷。

多摩川河川敷

交番向かいの中華屋は西新宿5丁目に現存。

ドックとデュークが坂口にまかれた場所は、世田谷の船橋。

=新聞ラテ欄=

神田さんがとうとうトップに。
↓こんな感じでした。


00太陽にほえろ!
  「ベイビー・ブルース」
  神田正輝 地井武男
  金田賢一 長谷直美
  又野誠治 石原良純
  木村一八 54/N

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