嘆き…

帰国いたしました。

確実にバンコクから屋台が消えている…。
数年前から囁かれてはいた。噂では2017年末までにヤワラ―やカオサンなどの一部を除いて
屋台の全廃が決まったなどと言われていたのだが、当初は、また得意の有言不実行かと思っていた。

けれど、本当に今年の3月くらいから、常宿周辺のエリアから少しづつ屋台が消えていくのを目の当
たりにして、これは本当なのかと、ちょっと不安視していたところ、今回、見事に行きつけの店が
消えていた。メインロードからちょっと外れていたので、もしや大丈夫なのかと、ちょっと安堵して
いたのだが、周囲の屋台と共にきれいさっぱり無くなっていた。

これで、ついに長居できる店が無くなってしまった。

少し歩いた広場のようなところに周囲の屋台が集められたようだった。行ってみると屋台の集合体が
出来ていた。けれど、テーブルはなく持ち帰り専用のようだった。
仕方なく、ハマっている「ヤンママー」と「ガパオムー」を買ってホテルの部屋で食べた。

衛生の問題と、通行の邪魔になるから…。

確かに一理あるけれど、これでバンコクの景色が変わってしまうのは間違いない。もしかしたら、
シンガポールのように屋台はホーカーズのように一つの場所で…と考えているのかもしれない。

タイでは、この頃「昔は良かったな…」と、嘆くことが多くなってきた。

これまで当たり前にあった路上の屋台街が消えていくのは寂しい限りだが、これも発展を続ける
都市の宿命なのかもしれないと思えば、まぁ、納得できる。

そんなことより、次回からバンコクでの夕食はどこで…を考えてしまう。