味がしない…

お盆休み終わる…。

妻と娘がコロナに感染。いかに逃げ切るかを考えていた矢先、早々、私自身感染していることが判明。すぐに高熱と極度の腰痛と関節痛が始まった。熱は38.6度を最高に2日間ほど37度後半と38度前半を行ったり来たりして3日目には平熱に戻った。食べれなかったのも2日間だけで、案外たいしたことはないなと思っていたら、突然、味覚障害が始まった。妻と子供は順調に回復し味覚障害はない、私だけ。今は何も食べてもほとんど味を感じず、刺激系のカレー味すらわからない。最悪なのはアイスクリームとかクリーム系のモノ。味のない泡を食べているような感じで気持ちが悪くて食べられなくなってしまった。好物なだけに、これで一生味覚障害が続いたら、心が折れること間違いない。唯一、お菓子のハイチュウだけはおおよそ味を感じられる。もしかすると人口甘味料系は例外的に…と思ったりもするが、まだまだ他にも味を感じるものが出てくるかもしれない。

そのうち治ることに期待したいが、一生続くことで食の楽しみが完全に失われることになると思うと、ある種の絶望を感じたりもする。なんとかポジティブに考えようと、これで食に金をかける必要が無くなり、単純に栄養のバランスだけを考えれば健康には良いのではないか、とか、生涯太らずに済むなどと、精一杯前向きに考えてはみるものの、やはり人と食事をして「美味しい」などと喜んでいる姿を見ながら食事しなければいけないのは寂し過ぎる。回復したら一度、医者に診てもらおうと思っている。

昨日は恒例の飲み会の日だった。いつもは池袋開催なのだが今回は昔のバイト先だった赤羽で行ったようだった。参加できなかったが、皆がLINEで写真をたくさん送ってくれた。昔のバイト先が大きなマンションに立ち替わり周辺の変貌ぶりにびっくり。東京の隅にあり未来永劫地味だと思われた赤羽もすっかり変わってしまっていた。昔バイト先でいつも夕飯の出前を頼んでいた中華料理屋さんの店は確認できたが、あいにくの店休だった。店の外観は当時のままだったが、いつもバイクで出前を運んでくれていたおじさんは健在なのかちょっと気になった。当時からパンチドランカーのような人だったので、未だに鍋を振るってことはないだろうとは思うが、できることならもう一度、ここのかた焼きそばが食べたい。いや、でも特に美味しい店ではなかったし、思い出は美化されるものだから…。

その前に味がしないか…。

レンタルビデオで「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」と「モービウス」を観た。

007はダニエル最後の作品で、しかも最後は死んで終わるという不死身ではなかったという結末に感動。トム・クルーズにもちょっと参考にしてほしかった気もするけれど、比べらたら007に失礼かも…。

完全に元気なのに、外出できないのは辛い。

早くジムにも行きたい。