快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

巨大地震や大津波 - 新国立競技場の観客席

2015-09-03 19:13:37 | 地震 津波
 新国立競技場の収容人数は6万5000人収容。五輪終了後に8万人に増やすため、観客席は固定式で陸上トラックは無くなる方向のようです。
 「観客席が移動式なのか、固定式なのか」と言う事と「観客席が仮設方式で移設可能か、本設方式で移動はほぼ不可能か」と言う事とは別なので、現状、この観客席の全てが移設不可能ともし決まっていないのならば、移設は可能にして、必要ならば陸上トラックも設置可能、移設式観客席システムは他の競技場等でも利用可能、と言うようにすると良いかと思います。
 他の競技場、広場などにも兼用にできるシステムならばどこでも運んで利用できますし、そもそも新国立競技場は災害対策を重視するという方針であれば、競技場内にヘリ等の発着、救援物資の仮置場、救護者の駐停車など、広いフラットな面積は必要だからです。
 見た目は本設式のような立派な感じで強靭、しかし実は移設が比較的容易な移設式観客席システムと言う技術分野を発展させる点でも、意味合いは大きいと思われます。
 優れものであれば輸出製品にもなるかも知れません。

9/6 追記
一部訂正がありました。
「収容人数は6万5000人収容」
は、
「収容人数は6万8000人収容」
でした。

巨大地震や大津波 - 新国立競技場の冷房  対策編

2015-09-03 12:55:43 | 地震 津波
 前回の当ブログ記事で新国立競技場の冷房について書きました。
現状、どうも暑さ対策中間案として、「冷却グッズ配布」の方向のようです。
引用開始(一部抜粋)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150902-00000023-jnn-soci
TBS系(JNN) 9月2日(水)12時13分配信
 東京オリンピックでもう一つ心配されているのが夏の暑さ対策ですが、観客席用の冷房設置を取りやめた新国立競技場で「医療体制を整備し、冷却グッズを配る」などの中間案がとりまとめられました。
引用終了

 と言う事で、確かに競技場と言う開放空間では、冷風など送っても風があれば効果が小さくなってしまい。確かに「冷却グッズを配る」のがベストなのかも知れません。
冷 却グッズも良い製品が多いので、もしかしたら暑さ状況ではこれで何とかなるかも知れません。
 ただ、かなり暑くなった場合は、その冷却グッズも一体何時間持つのか?と言う話になるわけで、こうした状況に対し、その冷却グッズやその冷却部材の補給を如何にスムーズにできるか?と言うのも問題になって来るのではないか、と思われます。
 競技を見ている観客の前を冷却グッズを持ったスタッフが頻繁に横切る、と言う状況は避けた方が良いかも知れません。
 前回の記事では、最悪の場合は外付けで冷風を送れるように、予め予備の通路やダクト、空間などを設計段階で設けておくのは、コスト的に別に大した増額ではない話をしました。
 大体、上記の状況を総合して考えると、その「冷却グッズを配る」ための通路で、人一人がカートを押して通れる程度の狭い通路を多数設けておけば、「冷却グッズを配る」人が観客席を横切る時間も減り、補給効率も良くなり、場合によってはここに仮設スポット冷風ダクトを設置(当然、防火ダンパー内蔵)して、最悪の猛暑の事態に対応できるようにする、というのが良いかと言う感じになるのではないでしょうか。
 また、場外で入場待ちの大勢の人達が、場外で猛暑により熱中症で倒れるリスクもあるわけで、結局はスポット冷風車、仮設トイレ車は必須と思われます。
 競技場に多くの物資補給用通路があれば、通常は閉鎖して使われなくしていても、緊急災害時は災害物資補給や負傷者などの搬入搬出、移動なども容易になるかと思われます。
 こうした通路を後でコア抜きして耐震構造を一部崩してしまい、それを補充するための多大なコストをまたかけるなら、最初から多めに小通路を作るのは防災上もそれなりの意味がある、と思われます。
 通常通路を塞ぐのは簡単ですし。