快気分析

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巨大地震や大津波 - 地震予測と評価の様々 その6

2015-09-16 18:46:24 | 地震 津波
 最近、前回までの記事で「MEGA地震予測」について書きましたが、地殻変動データにノイズが無かったとしても、日本の現状では大きな制約がある、と見ています。
 それは海底の地殻変動データはあまり採れていない、と言う事です。
 現在、海底でもGPSを使えるようなシステムは既にあるようなのですが、なかなか難しいもののようです。
 海底までは直接はGPSを使えないので、船から海底の機器へのへの音響測距と合わせて測定するしかなく、データは数える程しか採れていません。

引用開始(一部抜粋)

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/chikaku/kaitei/sgs/

 海上保安庁では、これまで地殻変動観測の空白域であった海底の動きを直接観測するために、東京大学生産技術研究所と技術協力し、GPS/音響測距結合方式による海底地殻変動観測を行っています。三陸から紀伊半島にかけての太平洋側沖合いに海底の動きを測定するための海底基準点を展開し、測量船による年に数回の海底基準点の位置測定を長期間にわたって行うことで、海底の動きをセンチメートルレベルで捉えています。

引用終了

 日本の場合はそうした海底の地殻変動は、上記の通り、まだ殆ど成されていない為、日本の大きな面積を占める海底の地殻変動が把握できずに、僅かな陸地だけで地震発生推定するのは非常に困難ではないか?と思います。
 それと、この海底の機器との音響測距はノイズや誤差はどうなのでしょうか?
 私は詳しくないので追って調べないとわかりません。
 無論、内陸の地震は陸地での近く変動だけでもある程度はわかるケースがあるかも知れませんが、陸地の近くでの海底の地殻変動とかはかなり陸地の地震に関連していると思えますし、津波を伴うような大地震は海洋のかなり沖の方で発生するのですから、肝心な巨大地震の予測が現状では地殻変動を使えない事が殆どなのです。
 今後はこの海底の地殻変動測定箇所が増えるでしょうが、まだデータが揃うまではかなりの期間がかかると思いますし、短期のデータでは(無論、例外はありますが)短期のストレスの貯まりしかわからない場合が多いかと思います。
 海洋に関しては、以前にも当ブログ記事でも書きましたが、海底表面や海底の深さ数十メートルから数百メートル、或いは可能ならもっと深い所とかの温度分布や変化がわからないと、状況把握は難しいと思われます。
 話は飛びますが、火山噴火の予測などは、地下の温度分布でかなりわかるのではないか?と思えるのですが、どうなのでしょう。
 あまりの高温で温度センサーが故障してしまうのでしょうか?
 金属など導体が溶けない温度程度なら、電気抵抗の変化とかでわかるのではないか?とも思えるのですが。


巨大地震や大津波 - 地震予測と評価の様々 その5

2015-09-16 12:19:10 | 地震 津波
 前回までの当ブログ記事にある通り、島村英紀・武蔵野学院大学特任教授の説を参考に理論構築しましたが、その後「天気 過去 東京」で検索して確認してみました。
 6/22~6/25は晴天が続き、6/27には一度湿度が下がりますが、6/28からは湿度が上がり、その後上下しながらも7/9まで曇天、雨天が多く、湿度は高い日が多かったようです。
 9/12も台風17号、18号による曇天や大雨の日が多かったです。
 無論、確率論なので例外はありますが、これと月齢のタイミングで、大体は地震が相対的に起きやすい時期は絞り込む事ができると考えています。

引用開始(一部抜粋)

http://thepage.jp/detail/20150912-00000003-wordleaf?page=2
しかしこれは大気全部の湿度の積分値ですから精密に知ることはできません。このため測定した結果には補正できないノイズが乗ってしまうのです。

引用終了

 と言う事で、ノイズが大きい時は大気中の水蒸気や水滴が多い時であり、それが「大気全部の湿度の積分値」に「正の相関関係」であるならば、それがつまり太陽のCMEによる影響や、もしかしたらそれ以外の宇宙からの影響を遮蔽している大きさも「正の相関関係」である、と言えるわけで、これで暫く宇宙からの影響し遮蔽している間にプレートや地殻の動きで歪、ストレスが地殻に貯まり、それが限度やその近くまでに貯まるタイミングと、月齢のタイミングで、ストレス発散する地震の時期が来てしまうケースが多い、と考えられます。

 ところで9/28のスーパームーンですが、実際に月が日本で最も大きく見えるのは、時刻の関係で9/27だそうです。
 これまで50日近くM7以上の地震が世界では起きていません。
 9月、10月中旬までは注目期間です。
 地殻のストレスも同じ量が貯まるなら、被害のない場所で発散するか、小出しに発散してくれた方が被害が少なくて良いですね。