映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

2023年の冬ドラマ スタート

2023-01-22 14:25:00 | 旧作映画、TVドラマ
今年も各局連続ドラマが出揃った
地上波テレビの相対的価値がこれ程までに低くなって久しいけど、未だドラマは作られ続けていく
2023年は大河を観ないけど、冬ドラマは5本をピックアップしてみた

「星降る夜に」
大石静の脚本にそれほどの思い入れはないけど、「大恋愛」は王道の恋愛物で結構泣かされた
来年の大河ドラマ「光る君へ」を吉高由里子主演でやることが決まっているので、このドラマはその前哨戦となるのか?それにしては酷い脚本だ。来年の大河が心配になる。三回まではどんなに詰まらなくても観る事にしているけど、早々にリタイアしそうだ
ろう者を扱うドラマだから、「silent」と比較してしまいあまりの落差に一層採点は辛くなる

「夕暮れに、手をつなぐ」
こちらも恋愛ドラマの大御所である北川悦吏子脚本。かつてのような燦めくような感情を発露できるとは思えないけど、広瀬すずの元気いっぱいな姿が見られればそれで良いかと・・・
何でまたもや舞台は東京(大都会)なんだろう?農村とか漁村を舞台に設定しろとは言わないけど、季節感を感じられる地方都市の若者たちの恋愛ドラマが観たい
ヨルシカの楽曲が印象的に使われている

「リバーサルオーケストラ」
安定のお仕事系ドラマであり、ドラマにしやすい音楽(オーケストラ)を舞台にしているからゴールは想像しやすいので、大きなハズレは無い代わりに意外性は期待できないかな。脚本は奥寺佐渡子と組んで傑作をいくつも書いている清水友佳子。ひとりでどこまでやれるのか。試金石だ
門脇麦の連ドラ主演というのも珍しい。映画では映える彼女の存在感がテレビではいかせないように思う。いい子ちゃんヒロインじゃなくて癖のあるキャラクター付けをしてくれたら面白くなりそうだ

「100万回言えばよかった」
これまた傑作を生み出している安達奈緒子が脚本を書いている
序盤はゴースト系恋愛物の雰囲気だけど、このままつき進んでいくとは思えない。それでも本筋は、見えないけど繋がっている愛する気持ちを描き出すかなので、サイドストーリーにフラつかないで欲しい
井上真央、佐藤健、松山ケンイチの取り合わせは丁度いい温度感。下手にベトつかず乾き切ってもいない肌触りなので、3人の掛け合いはこれからも大切に作り込むことを望む

「ブラッシュアップライフ」
安藤サクラ、夏帆、木南晴夏のトリオが魅力的。バカリズムはなんでこの手のOL会話を書けるんだろう?もしかすると実際はあんな会話はないのかもしれないけど、それらしく作る事だけでも凄いし極論すれば全部嘘でもドラマになればいいわけだ。一回目途中で呆気なく主人公の安藤サクラは事故死して、二回目の人生が始まる。大人の意識で子供時代を過ごすところが面白くて、また大人になってしまってからはどうするんだろうかなんて、先走った心配をしてしまう
立ち上がりは間違いなくこの冬一番面白いドラマなので、大いに期待している


朝ドラはパイロットやめて町工場頑張るぞ編になってしまった
またそのうちパイロットに戻るんだろうけど、恋愛の様子は幼馴染の詩人とうまくいきそうなんで後2ヶ月でどう転んでいくんだろう。あまり破綻のない締めになるだろうから毎朝惰性で観ちゃっている