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映画と渓流釣り

夏ドラマ終わり 2022年晩夏

この3ヶ月間も待ち遠しいドラマとは無縁だった
きっと出会ってないだけで放送が待ちきれないような作品もあったんだろう
わたくし面白いドラマを選ぶ審美眼が欠如しているのかもしれない
それにしたって最近のテレビドラマ酷くない?
観たからには一応その感想も書き記しておこうと思うけど、あまり気乗りしないな


「オールドルーキー」

元来あるTBS日曜劇場枠の爽快感には少し足りない内容だった
綾野剛の良さはある程度感じられたのに、物事を突き詰めきれない中途半端さが残念だった
最後に正論をかざして会社(社長)に反旗を翻したまではカッコ良かったのに、結局元サヤに戻ってしまったのはガッカリだ。それも何だか社長の厚意で戻してやるゾみたいな描かれ方していたのは納得できない。弱きが正論の御旗を振りながら巨悪に一矢報いるところにこのドラマ枠の醍醐味があるはずなのに
何だか忖度だらけの結末に白けてしまった

「テッパチ!」
何のための自衛隊全面協力なのか・・・
それこそ防衛費の無駄遣い
有川浩の一連の自衛隊恋愛モノをベタアマで映像化した方がなんぼかマシ

「ユニコーンに乗って」
永野芽郁ちゃんが可愛い
それだけ。杉野遥亮、西島秀俊の無駄遣い
青山テルマが意外と良い味出すキャラクターだったことが唯一の発見。今後、なんかの作品で上手く使ってくれないかな

「ちむどんどん」
巷で叩かれている脚本の不出来さが全ての要因だろうけど、どのエピソードも「ちむどんどん」しなかった
今時点で終了してないけど、大まかなハッピーエンドは予想できてしまう
日本に復帰するという歴史的な出来事を何故メインに据えて骨太のドラマにしなかったのか。こんなんじゃ民放で作られる薄っぺらな作品と一緒だ。本土復帰前の沖縄から東京にやって来たことの意義をズシンと描いて欲しかった。今も抱える沖縄の問題も、ノイズ程度にしか入れなかった米軍戦闘機の飛行音で誤魔化したりせず、正面から見据えるべきだったろう
それでもさ、選挙でタレ落ちたイソザキ某あたりからとやかく言われるほどのことじゃなく、朝ドラに偉そうな事ほざく暇あるならお前が有権者に先ずは認めてもらえよって事

「鎌倉殿の13人」
小栗旬コワッ
大泉洋の後継もやっぱりそうなるのね。それが天下を取るって事なんだ
NHK贅沢だなぁ。大河を観るとホントそう思う
年末にかけてより一層楽しめそうな質の高い作品なので、じっくり鑑賞しようと思う
わたくしの住んでる横浜市旭区は畠山重忠氏が終焉を迎えた場所。彼方此方にその功績が記されているけど、大河ドラマを観るまではその偉大さを知らなかったのも事実
その意味でもこのドラマは楽しめている

「僕の姉ちゃん」
厳密には昨年プライムビデオで先に放映されたらしい。いかにもテレ東夜ドラマらしい風合いなのに、お金を出してくれるならネット配信だろうが地上波放送だろうが関係ないか・・・  少し複雑
でも結局わたくしもプライムビデオで鑑賞しているし、邪魔なCMない分見やすかったりもする
そんな訳で少々イレギュラーではあるけれど、この夏に放映されたドラマでは抜群の傑作だった。こういうドラマが観たいんだよと、ドラマ好きな人を唸らせてくれたと思う
弟(杉野遥亮)から見た姉(黒木華)がすこぶる魅力的だ。わたくしはずっとお姉ちゃんが欲しかったから特別な感情があるのかもしれないが、優しいだけじゃなく女の嫌な部分もアッケラカンと見せてくれたこのドラマに脱帽
年に何回かこんなドラマを観せてくれるから、連ドラはヤッパリやめられない


追伸
全然新作じゃないけど、CS一挙放送で「Q10」を観た
木皿泉の数少ない脚本作品。矢張り名作の称号が与えられて然るべきと思った
キュートの「ぱふっ」がわたくしにとって今現在のツボだ
10年前にはアイドルを上手く使ってこんなにも上質な学園ラブコメを作れていたのに、この国のクリエイターの才能が枯渇したのか?
ドラマを観るわたくし達の脳味噌が急激に退化したんだろうか?その両方のような気もする。もう戻れそうにない



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