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朝日新聞の夕刊「素粒子」の中で、次のような記事が物議をかもし出している。
>永世死刑執行人 鳩山法相。「自信と責任」に胸を貼り、2カ月間隔でゴーサインを出して、新記録達成。またの名、死に神。
次に朝日新聞広報部の言い訳である。
>「素粒子」は、世の中の様々な出来事を題材に、短い文章で辛口の批評をするコラムです。鳩山氏や関係者を中傷する意図は全くありません。
朝日新聞の記者の日本語と、一般人が使う日本語の認識がここまで違うのかと驚かされた。
これのどこが批評なのか?
批評であるなら、2ヶ月間隔で死刑を執行することがどういう理由で理不尽であるか書くべきであろう。その上で、自分の理論に自信があり、理不尽な死刑の執行を行う死に神と言うなら解る。
しかし、このコラムにはそれは無かった。
「またの名をバカ」「またの名を病原菌」と言っているのと同レベルな純粋な言葉の暴力である。
「死に神」を好きな人はいないだろう。人を死に神と言えば、あなたを好きな人はいないと言ったに等しい。
これが中傷ではなく、辛口批評だと言うのだから、単語の使い方を間違っているとしか言いようがない。
文章を書いて食べている記者がこんなことでいいのだろうか?
新聞が売れなくなるのもうなづける。