むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

四万十川・あつよしの夏(笹山久三)河出文庫

2008年08月15日 | 読書
誰の言葉だったか忘れたが、わたしの好きなフレーズに次のようなものがある。
「物語とは、主人公の成長を描くものである」
つまり、物語のはじめと終わりで主人公が何も成長していないような話しには、ストーリーがあるとは言えないということだ。
では、成長とは何か?
人間が成長するということは、視野が広くなることである。
つまり、自分が認識している世界が広くなることなのだ。

この小説には、それがある。そのものである。
そこがすごい。これぞ、物語である。

そして、小説と論文の違いとは、
論文は、相手に物事を説明し理解してもらうために書かれる。
小説は、相手に物事を(疑似)体験してもらうために書かれる。
べきと考えている。

この小説には、それがある。そのものである。
そこがすごい。これぞ、小説である。

コメント (3)
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奇妙な生物と遭遇。

2008年08月15日 | 日々の生活

村上市の帰省して、間島の浜を歩いていると、海中に奇妙な物体を発見した。
全長25センチくらい。紫色をしており、海牛かと思ったがどうも違うらしい。
イカめしのような形をしていて、クラゲのようにも見えるが、そんなに柔らかそうには見えず、しっかりした外観である。
それが、海底と海面の中間当たりに漂っているのだ。
毒がある可能性もあるので、うかつに手を出すわけにはいかない。
しばらく見ていると、ほとんど動かないのだが、どうも意図的に姿勢を制御して深度を一定に保ち、同じ方向を向いているように見える。
どうやら、生きているらしい。
近くに石を落としてやると、翼のようなひれを出して、それをかわすように動いた。
なんだ、この生物は?
もう一度、石を落とすと後ろの方に、イカのような足がちらりと見えた。しかし、ほとんど固まっているように見えて、イカの一種なのかもわからない。
カメラを持っていなかったので、画像を取り損ねたが、海にはおかしな生き物がいろいろいるのだ。
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