恩田陸さんの過去作品の番外編などが多く載っている短編集です。
デビュー作「6番目の小夜子」から、最近のヒット作「夜のピクニック」まで。
どちらも、かなり前に読んだもので、細かい設定などは完全に忘れていました
この作家さんは、雰囲気作りが非常にうまいのですが、構成力がかなりやばいです。
6番目の小夜子を読んだとき、グチャグチャの構成に勢いすら感じたものですが、あれが実力だったのね
その欠点を補ってあまりある雰囲気作りがこの人の魅力なんだろうな。
長所も欠点もずば抜けていて、人気作家であることは貴重なことです。