前に紹介した『日本人のための第一次世界大戦史』がとても面白かったので、同じ著者の本をもう一冊読みました。
古代の粘土板に刻まれた商業取引の記録から、リーマンショックまでの金融の動きが分かりやすく書かれています。
お金って何から始まったの?
そもそも利子ってどうしてあるの?
株と債券ってもともとどう違ったの?
”もともと”や”そもそも”を知っているだけで、経済のことがより鮮明にわかってきます。
デフレ・インフレ・バブルを繰り返すその構造もよくわかります。
そして、インデックスファンドの基礎理論CAPM も詳しく解説されていて、再認識させられました。
愚か者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言われていますが、歴史に学ぶことも未来に役立つかもしれません。