2~3ページごとに泣かせられる本でした。
だから、外では読めません。
夜、寝る前に少しだけ読んで、泣いたら寝るのにちょうどよいです。
復元師とは、遺体を生前のような姿にもどし棺に納める仕事をする人です。その現場で会ったエピソードを2、3ページに1本くらいのペースで収められています。
納棺の瞬間は、その家族の歴史が照らし出される瞬間でもあります。
後半は、東日本大震災の現場の話になります。
死ぬことが当たり前の現場で生き残った人たちと無残な姿になった遺体との間を掛け持つ復元師の心中が明かされています。
今年のおすすめ本候補の1冊になります。