ミステリ連作12本入り。
同シリーズは53本あるのだそうですが、そのうち最初の12本が収録されています。
筋書きは、殺人事件の謎を、小柄で丸顔でさえない男ブラウン神父が解決していく話となっています。
途中から元怪盗の私立探偵の大男が助手的立場で仲間に加わります。
登場するキャラクターたちも個性があって楽しい時間を過ごせました。
なぜかブラウン神父の行くところ、殺人事件が起こるという、キャラもののミステリーに有り勝ちな不自然さはありますが、その原点みたいなものです。
この手のミステリーが好きな人は、原点として押さえておいても良い本です。