むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『天才を殺す凡人』北野唯我(日経BP)

2024年01月21日 | 読書
世の中は大きく分けて、3種類の人間で構成されているのです。
共感性で活きる凡人
再現性で活きる秀才
創造性で活きる天才
人数構成は、凡人>秀才>天才であり、凡人の数の力は絶大です。
天才を理解できない凡人は、数の力で、天才を受け入れず殺してしまうのです。
世の中の仕組みは、天才の仕事を再現性で大きくする秀才と、強完成でそれを売り込む凡人の力でイノベーションが完成します。
イノベーションが完成すると、再現性の秀才が頂点に立ち、それに従う凡人の群れに天才は埋もれます。
これが1発屋の天才の末路(病める天才)になります。

それは社会の中だけではなく、個人の自分自身の中にもいます。
誰の中にも、この3タイプが、ある割合で住んでいます。
例えば(天才1:秀才2:凡人7)(天才2:秀才5:凡人3)(天才8:秀才1:凡人1)とか。
自分の中の天才を世の中の常識に縛られた凡人が殺している。
そんなこともあるのです。
天才は、凡人に理解されたいと願っています。
自分の中の天才を理解できるのは自分の中の凡人です。
この3タイプを理解することによって、自分の立ち位置、成すべきことがはっきりと見えてくるのでしょう。



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