昨日たまたまテレビで放送していた
「魔女の宅急便」(1989年)を見て
仕事での自立というテーマが魔女でも就活生でも
重なりあう部分があるよね
★特に理系の就活生へ★
専門性に縛られて、それを生かす進路が見つからず
悩む場合のヒントについて前回ブログで書いてみたけど
理系の技術は現代の魔法なのだとしたら
それを操る魔女たち(理系の就活生ということ)には
ぜひとも覚えてほしい数式があるんだ。
「魔女の九九」
それをこれから話そう。
★★★
以下、2010.3.4「tarebon就活ポインター」からダイジェストで要約します
★★★
※※※※
◆1+1=2の世界から
一人でこなせる仕事がある場合
二人いたら、
1+1=2人分の仕事ができるはず。
これが普通の考え方だと思います。
計算上の世界では当てはまります。
ところが現実に当てはめると
一人でこなせる仕事があって
二人いたら
1+1=0ということもあるんです。
◆1+1=0の現象
人間心理の傾向性というのがあって
↓
2人で仕事やるなら
きつい仕事は相手に任せてしまえ
↑
お互いがこうやって相手を頼り始めたら
結局一人分の仕事が仕上がらないこともありえます。
というか実際によくある話です
これが、世の中計算通りにはいかないという根拠にもなります。
人の想いや自由意志には定量化が向きません。
◆魔女の九九
ゲーテ「ファウスト」から
【魔女の九九】
汝、会得せよ。
一を十となせ、
二を去るにまかせよ、
三をただちにつくれ、
しからば汝は富まん。
・・(手塚富雄訳)
悪魔メフィストフェレスが
ファウストに教えた魔女の計算式です
計算の世界では
1+1=2
人間の世界では
1+1=0もあり2以上もあります。
魔女の世界では
この世の計算は
「むちゃくちゃ無意味」であるらしい。
◆世の中のチャンスは平等
しからば汝は富まん。
計算できない世界にこそチャンスはある。
そのチャンスは
「魔女の九九」から与えられるものだとしたら
人間の善悪にはまったく関係なく
〝計算上〟は平等にめぐってきます。
◆他人と出会うことで成り立つ「魔女の九九」
世の中の現実は「魔女の九九」で成り立っているのかもしれない。
今まで学んできた計算式で答えは出せない
まったく別次元の計算式のある世界なのだ。
この「魔女の九九」には
もうひとつの真実があるように思う。
可能性という数式なんだ
1+1=無限大∞
仕事でも生活でも、
まったく他人との係わり合いなくして成り立ちません。
そうなるとどれだけ他人との縁や出会いから
1+1=無限大∞
を引き出せるかを信じたほうがいいかと思います。
他人との出会い、接触のなかからでしか
無限大の可能性というものは生まれないようです。
※※※※
魔女の世界に飛び出そう。
「魔女の九九」1+1が無限大の世界へ。
ではよい週末を!