フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

わが闘争

2006-09-06 19:16:27 | Weblog
フェンネル氏が、有名なミュージシャンが作った、「千の風になって」と言う歌をcdで聴いていると、パンプが、庭で暴れていました。手には、短めの物干し竿を持って、まるで時代劇の捕り方のようにあっちへ行ったりこっちへ来たり、それから大声で「泥棒です。泥棒がはいりました。」と叫びながら、我が家を守ろうと必死の形相です。まるで、千の風を子分に引き連れた暴風将軍です。怒りの炎を伴った風がパンプの体から発せられています。人は、どうしてボケると好戦的になるのでしょうか。保身なのでしょうか。それは、動物の本能が、なせる技なのでしょうか。確かにパンプは、何かと戦っています。そして何かを守っています。疲れるまで止めません。といってもあまり長くは続きません。すぐ疲れますから。そして、落ち着いて、また別の妄想を始めるのですけど。この怒りのパターンは、必ず、一日一回は出てくるのです。自分の身を捨てて戦いを挑むのです。何をそんだけ怒っているのだろうと不思議に思うのですが、やはり生きるパワーを自分で知らず知らずのうちに蓄積しているのでしょうか。老年の命の繋ぎ方に変な言い方ですけどある種のノスタルジーを感じてしまいます。この先生まれ変わっても、パンプが、千の風になって、台風の風にならないように願うばかりのフェンネル氏でした。
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