パンプは、この頃トイレとバスルームを間違えるようになりました。あんまり何回も間違えるので、フェンネル氏は、自称グラフィックデザイナーのマーチンに頼んでトイレにトイレと字を書いて貼ってもらいました。それからしばらくは、パンプも朝起きたときにトイレとバスを間違えずに行けるようになりました。やっぱり工夫だなと納得するフェンネル氏でした。その次の朝、トイレの張り紙はハラハラと落ちて床に張り付いていました。それでも、パンプは、間違わずにトイレに入りました。出て来てから「トイレ」と自分で
大きな声で読んで、「誰が書いたの?」と言って聞きました。フェンネル氏が「マーチンだよ。」と言うと「まぁ、下手な字」なんて言いながら、すたすたと向こうに行ってしまいました。「なんだ、見てなかったの?」フェンネル氏は、パンプの後姿を追いながら、「まいったなぁ」と思わず言ってしまいました。
大きな声で読んで、「誰が書いたの?」と言って聞きました。フェンネル氏が「マーチンだよ。」と言うと「まぁ、下手な字」なんて言いながら、すたすたと向こうに行ってしまいました。「なんだ、見てなかったの?」フェンネル氏は、パンプの後姿を追いながら、「まいったなぁ」と思わず言ってしまいました。