フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

蜻蛉と蛇

2006-09-30 08:58:45 | Weblog
朝が、少し寒いと思うようになってきました。アボとガボを連れて散歩に出かけると北の家の庭から子蛇が出てきて南の家の庭に引越しです。くねくねと斜めに歩いて道の真中で一休みです。「おい、車に轢かれるよ」と言っても知らん振り。アボとガドが近づいても我関せず。ただひたすら南へ向けて体を動かそうとしています。蛇にも分かるんだね。環境が。南へ行って冬眠して冬を越すんだ。本能なんだろうか。本能ってすごいな。空に群れている秋茜も少し前までは、山の天辺のところにいたんだよ。それが、ここ2、3日は里に下りてきて自分の頭上を飛んでいるんだ。不思議だね。山の上で、もうそろそろか?そうだななんて相談してきたみたいに右と言えば右。左と言えば左に仲良く並んでいる。こういうのを里に帰ると言うらしい。里に帰った蜻蛉がいなくなってやがて秋が深まって蛇が見えなくなって冬がくる。みんないきるのに一所懸命で、微笑ましい。在る命を使い切る見事さを蜻蛉と蛇に学んだフェンネル氏でした。
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