フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

開けるkaifuu

2006-09-09 11:10:36 | Weblog
パンプの行動を見ていると、手紙でも、箱でも缶詰でもジュースのビンでも何でもかんでも開けていくのです。閉まっているものを開けるただそれだけのことですけど、意味はあるのでしょうが、こちらには見えません。勿論玄関の戸や窓もその対象ですけど、窓はあけたら閉めるのかな。他は、開けっ放し。困ります。とりわけ缶詰は、少しでもプルトップを引っ張って開けられてしまうと中のものは気づかないうちに腐って大変しますから。
また、缶詰を少しだけ開けるのパンプは、得意なのです。指先に力があるというか、破壊魔というか、この間は、眼鏡のレンズまで、のけてしまい枠だけのをしばらくの間かけていましたから。開けるというのは、切り開くと言う意味もあって、自分に課せられた人生を、命を知らず知らずに切り開く行為のデフォルメなのでしょうか。パンプの背中にこれでもか、これでもかと言う重荷を感じて、開けられた缶詰を見つめるフェンネル氏でした。
コメント
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