フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

見知らぬ町 月の光の中で

2009-10-25 18:26:19 | Weblog
タイトルだけ見て興味を引かれたから坂東真砂子さんの「見知らぬ町」とキャロリンマックヴィッカーエドワーズさんの「月の光の中で」という本を借りてきた。偶然にも2冊とも一言で言えば「天地創造」に関する神話民話っぽいスタイルで表現は違うけど相通じるものがあった。このタイプが読みたい心境だったんだろう。こんな時、気持ちがいつもより優しい。猫に違う餌買って行こうかなとか犬にも買って行こうと思うから。優しいといってもこの程度かなとも思うけど。そうやってニコニコと家に帰って犬を連れて散歩に出かけ帰ってくると近所の僕より年下だからお姐さんそうおばさんじゃない人が自転車で寄ってきて「うちもね、保健所の譲渡会で犬貰ってきたの。よろしくね」だって。うれしくなってしまう。その人んちは、近所でもお金持ちでねどんなに高い血統書付の犬だって飼えるのに捨てられた犬を拾ってあげるなんてと思うとナンだか自分が犬の役に立ったようで誇らしく思った。「動物愛護の人が連れてきてね・・・」なんてちょっとスノブじゃありません?こういうことはね、何十万も出して買ってくる犬よりカッコいいんだよと思わせることが僕の作戦だったから、まず一人のハートを射抜き一匹の犬を救った。この輪が広がって少しでも犬猫が殺されないようになればいい。こんなニュアンスの物語がこの2冊の本にあるんだ。西洋と東洋の才人がそれぞれのアプローチでほんわかと大事なことを伝えてくれる。
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