1Q84で書かれていた音楽がまとめられてCDになったと図書館で聞いた。図書館ではまだ購入してないけど売れているらしい。すごい波及効果だ。同じく書かれていたチェーホフの「サハリン島」も再版となったしその効果は計り知れない。まるで村おこしの見本みたいだ。音楽に関して言えば、タクシーから流れてきたヤナーチェクの交響曲ってどんなんだろうと思っていたから実際それをきいて青豆の気分を味わった者は多いと思う。あるいは、部屋に転がって天吾の気分でそれを聞いてみるのもいいだろう。こういう現象は昔からあって、「若きウエルテルの悩み」の時は自殺がはやったりと時代時代のものなんだろうが、物語にある物を持ちたいとか服を着たいとか恋人を連れたいとかいろいろだった。そして今、人は、文化を欲している。心が、乾いているのだろう。物質より精神の栄養を少し屈折した形で求めていると思われてしかたがない。でもこれはいい現象じゃないかな。活字離れと言われて久しいが、まだまだ、読者はいるって証明だから。この効果によるムーブメントに期待したい。
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