江國香織さんの「デューク」という小編を読んだ。このひとのテイストが好きというか感性が近いと言うか合うというかなんなんだろう。だいたい基本的には、自分より年下の人が書いた本は読まないことにしてるんだけどこのひとのは、何故か読むというか短編集に入っていてこれいいなと思ったら彼女のだったと言う感じ。もうギラギラとした感覚はなくさわやかなものに心誘われるようになったからかな。違うな。若い時からこのテイスト好きだったもの。一言でいうなら「ジェームスディーン」かな。と、あれやこれや思い浮かべて「パンプルムース」を見つけた時の静かにジワット来る喜びを思い起こしていた。でも追いかけてまでは読まない。そんなこと彼女は喜ばないだろうからと勝手に決めている。デュークと言うのは、死んだ犬の名前なんだけどね。それで、立派なラブストーリーなの。短い文章だからワンシーンワンシーンがちひろさんの絵のように浮かんでくる。デュークは、プーリー種という牧羊犬。21歳の女性が飼っていた犬。不思議な少年との出会い。もうこれだけで心が潤ってくる
永遠のという言葉が久しぶりに自分の傍らに座っている。
永遠のという言葉が久しぶりに自分の傍らに座っている。