秋山好古って人が何をして有名なのかはよく知らないけど松山の人で弟の真之とともに全国区的な人だという。日本軍の大将かなんかで日露戦争の日本軍勝利に貢献した兄弟と言うことだ。弟は、日本海海戦でバルティック艦隊を打ち破ったことで有名。兄は、陸軍でこれも日本軍の危機を救ったことで有名ということらしい。戦争はあまり興味がないので面白くもなんともないがロシアの教科書では、日本と小競り合いがあったくらいしか書かれてないのでそれほど力入れることではないんだろうけど、大国から日本を守ったことは評価できる。詳しくは、これも読んだことないけど司馬遼太郎の「坂之上の雲」に詳しい。僕が興味を引かれたのはその後のことだ。弟は松山を離れたけど兄の好古は、東京から単身赴任状態で松山に戻り北豫中学の校長先生を6年間務めた。その時のこと、有名な軍人だからとみんながおもっていたけど当時社会は軍国主義に傾倒しつつの状態で中学にも軍事訓練がかせられた。好古は、毅然とした態度で「生徒は、軍人ではない」と言い放って軍事訓練は最小に留めたという。当時の軍人の教養ってすごいんだね。好古は、英語もフランス語もロシア語にも明るかった。そして、欧米のライフスタイルや思考にも詳しかったとのこと。言わば国際人だ。辞書もお粗末なものしかなかった時代に凄いなの一言。彼の勉強した本に書かれてあるメモは、全部英語だったものが残っていると。こんな人が、軍のトップだった明治は偉いな。第二次世界大戦に進んだ国際感覚のなかった軍人とは雲泥の差だね。ついこの間まで自衛隊の幕僚長だった名前も忘れたけど言いたいこといって広島で「核は必要だ」とご丁寧に講演までして顰蹙もんだった人とは、月とすっぽんだね。気品がさ。男たるものかくありたい。好古の凄いところは、70にもなった校長の家に中学生が休みには遊びに来たっていうから人間的魅力に溢れていたんだろうね。決して偉ぶらず誰にでも敬意をもって接し、自分の意見は、物静かだがはっきりと言う明治の男は、偉かったんだ。
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