フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

米七合

2009-10-09 10:18:51 | Weblog
米七合、昔の人が一日に食べてたご飯の量だと聞いた。今思うと随分食べていたんだなと思う。茶碗一膳が半合だとすると一回に5杯くらい食べてたのかな。一汁一菜だろうからご飯でほとんどすべてを賄っていたんだ。これで、蛋白質の摂取量は十分だったと研究資料が言っている。米ってほぼ完全栄養食なんだね。僕らの若い頃は、米を食べると馬鹿になるとかいった似非文化人の発言が堂々とテレビに乗ってたんだよ。政府の農業政策のつけとして食生活の変化をしいられたんだ。これにまんまと若者はだまされて朝は、トーストにベーコンエッグ、絞りたてのオレンジジュースなんてライフスタイルができてきてそれに中年と老人がのったから米の消費が落ちて減反政策施行の口実を与えてしまったんだ。こんなことされてもまだ大人しかったから高度成長という別の刺激を与えてアメリカンライフスタイルの浸透に邁進したんだと思う。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の中に一日玄米2合と少々の味噌を舐めとかあったけどそれを見た時「よく食うな」と自分の食生活と比較して思ってたけど米七合が普通の時代ならほんの少々だったんだね。ちなみに現代人の一日の米の量は、1.5合ですって。これから、もう少し米を食べようと思う。米七合食べてた当時の日本人に肥満はいなかったからね。米って優れた食べ物なんだと改めて思った。
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