「もう下手なんだから」「もっと色を薄く」「やめたら」「こんな絵、見せんといて」「ヘタクソ」「私に習ってるなんて言わんといて」とバジルから罵詈雑言を浴びながらも「踏まれても耐えた」俺は、さくらと一郎か。絵が、あんまり下手だから毎日怒られている。それでも絵は面白い。「スケッチはやめて、花から描きなさい」「ハイハイ」人は、人に教えるときにその人の本質が見えるといったのはアラン先生だったっけなんてブツブツ言いながらも花の習作をする。でもすぐ飽きて俺は、ペンキ塗りでも絵描きでもないからな誰もいそがない町の住人なんだとまたブツブツ。そこへ、マーチンが、パンプのためにあじさいを活けに来た。「きれいなあじさいだね。いきおいがあるね」というと「庭に咲いていた。力強さがあるでしょう」「この雨にうたれながらもか」と少し感激。さっそくスケッチ。やっぱりスケッチは面白い。そうだな、自分が楽しむために描いているんだからと納得。どのレベルまでいく?もっとずっと上のレベル。そうか、じゃぁ、バジルに習わなくてはと思い直しながらスケッチする。そして彩色。

わかった。色付けに繊細さが自分はないのだ。これは、性格だろうな。いままで天衣無縫でいきてきたからなとまたブツブツ。色の道は、厳しく遠いか。

わかった。色付けに繊細さが自分はないのだ。これは、性格だろうな。いままで天衣無縫でいきてきたからなとまたブツブツ。色の道は、厳しく遠いか。