みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

デ・キリコ~手塚治虫~スターウォーズ

2005年11月20日 | 絵・写真・美術館
昨日、デ・キリコの絵を見たのだけど、むむむむむ・・・。不可解。デ・キリコは、イタリアが生んだ20世紀最大の画家。形而上(けいじじょう)絵画、なのだそうです。「形而上」の言葉の意味だけは、何度辞書を引いても、ピンと来ない。広辞苑では「現象を超越し、その背後に在るものの真の本質、存在の根本原理、存在そのものを純粋思惟により或いは直感によって探求しようとする。・・・」(正直、頭の中がもじゃもじゃ・・・。)
大雑把に捉えて、見た目ではなく中身、本質を見よ。ということだと思うのだけど・・・。

「橋の上の戦い」の絵など見ていると、なんだか手塚治虫の漫画との共通項を感じるし(ブラックジャックにはキリコという名の医者が登場してたなぁ)、特徴的なマネキンの像を見ていると、松本零止の銀河鉄道999やらスターウォーズも大いに影響を受けてるのだなぁと思う。


表情のないマネキンで様々な事象を表現したデ・キリコ。ふつう我々は顔の表情に大いに惑わされるのだけど、形や物体の配置で、いろんなことを表現できるのだなぁと感心する。


写真は、上から、「橋の上の戦い」「孤独な詩人」「不安を与えるミューズたち」

in 松坂屋美術館(展覧会は今日でおしまいでした。)
コメント (4)
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