みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

雲・小春日和

2008年11月23日 | 名古屋日記
霜月某日
午前、半日ドック。
このクリニックに置いていある週刊誌を1年ぶりに読む。
角田光代さんの文章、林芙美子「浮雲」の評がいい。角田さんの筆は冴えてるなあ。すっきり的を得た表現。上手い!
早速、読んでみたい本に追加。

昼下がりの帰りの電車、空いている。
途中の駅で、お母さんと、そのお母さん、そして幼子2人が乗り込んでくる。
隣に座る。
正面の年配の女性たち、甘えん坊の幼児が微笑ましいらしく、ぱっと、にこやかな表情になる。
それを見て、自分も和やかな気分になる。
改めて、小さい子供の世界を明るくするパワー、恐るべし!

車窓の向こうには、水色の空に白い雲が気持ち良さそう。
ぼんやりした性質なので、いい気分で、うとうとしてしまう。
危うく降り過ごすところだった。油断禁物。

玉の如き小春日和を授かりし
(松本たかし)



浮雲 (新潮文庫)
林 芙美子
新潮社

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これからはあるくのだ (文春文庫)
角田 光代
文藝春秋

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