みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

空に定まる指

2008年11月06日 | 絵・写真・美術館
思い立って、奈良の秋篠寺を訪ねた。
気になる存在だったのだ。秋篠寺の伎芸天。もろもろの技芸の守り神。

ピアノ趣味人としては、これはお会いせぬ訳にはゆきますまい!と言うことで、大阪に出るついでに寄り道して、対面する。
正直、とてもいいなあと思った。
今まで、仏像を見ても、ピンと来ることは、なかったけれど・・・。



暗い堂内に浮かび上がる伎芸天。ふっくらした頬、安らぎや温かさ、様々な良きものが調和した柔和な表情。
生きてるみたいで、そのうち瞼が開いて見つめられるんじゃないか?と思えてくる。
印を結ぶ指も、なにやら艶めいて惹きつけられる。
うん、これは、いいな。いいぞ。すっかり伎芸天のファンになってしまった。

ピアノの上達と指の怪我の完治を祈願。
でも、今日はなんだか調子がよくないな・・・。ん~、ご利益目的の浅はかな祈りが、まずかったんだろうか・・・。
心やさしき女神様は、切なる願いを聞き届けてくれるのだろうか???

秋篠の伎芸天女の印むすぶゆび細々と空(くう)に定まる
(鈴木光子)
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井波さん&マルカートさんの街角ライブへ

2008年11月03日 | ライブ&コンサート
井波陽子さんとマルカートさんのライブへ行く。
寛いだ。心が解き放たれる感じ。

すがすがしくて、臆することなく前に進む風の井波さん。
そして、ふわふわ、まろやかな歌声と哀愁のアコーディオンが絶妙のマルカートさん。

素晴らしい音楽の世界を味わせて頂いた。感謝!

この先、マルカートさんは、九州にツアーとのこと。
本当に素晴らしいアコーディオンと歌の世界なので、九州方面の方(いないと思うけど・・・)お勧めですね。

in 2008/11/3 fatto in 天王寺
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楽園への歩み

2008年11月02日 | 絵・写真・美術館
とてもいいなあと思った。
少し前に「美の巨人たち」で紹介されたユージン・スミス「楽園への歩み」。

なんて温かくて、希望が満ちていることだろう!
間違いなく人類の未来は明るい。
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紫のピアノ

2008年11月01日 | ピアノ
小山実稚恵さんのピアノを聴きに行く。
毎回、様々な「色」がテーマに取り上げられている「音の旅」のリサイタルシリーズ、今回は「紫:高貴な精神・心の嵐~内なる叫び」。
不安、情熱の渦が、幾重にも折り重なって、押し寄せてくる。素晴らしかった。感動した。目頭熱くなる。

小山さんのピアノ、安心して身を任せられるなあ。しなやかで美しい腕さばき、チャーミングな笑顔、魅力的なピアニストだなあ。
終演後、ホワイエで小山さんが現れて、意外と小柄でびっくり。

素朴な疑問。どうして紫は高貴なイメージなんだろう・・・。
次回は「若草色:初々しい若さと希望・あふれるエネルギー」のリサイタルか・・・。行けるかな?

曲目
・シューマン「蝶々Op.2」(初体験。シューマンいいじゃないか!)
・ベートーヴェン「テンペスト Op.31-2」(いつか必ず!)
・シューベルト「 即興曲Op.142第1番」
・ショパン「ソナタ第3番ロ短調Op.58」(生まれ変わったら、必ず!)
 ~アンコール~
・1曲目?
・革命(凄い!)
・ショパン「ワルツ10番」(革命の後だからか、一層沁みる・・・)

@2008/11/1宗次ホール
コメント (4)
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