当地、福井新聞では月1回、過去に発表された書の中で、
県内の地域が記載されている文学の「再読を促す企画」
が行われています。
題して「再読、ふくい文学」
勝山市の旧町名などが舞台の中心に書かれた本「さまよう霧の恋歌」
直木賞作家の「高梁治氏」の著。
氏は、神奈川にお住まいですが、旧制四高校(現金沢大)を卒業されて東大へ
(この原稿を暖めていた、6月13日86歳で逝去されたを知り残念。)
当地とのご縁は金沢(旧四高は金沢)
そして石川県白峰村で「地方文化や自然を見直す生涯学習私塾」を発足。
白峰から山越え県境の隣は、勝山市、そんなご縁から
勝山市に幾度も足を運ばれていた様子。
「さまよう霧の恋歌」は1991年発表。
勝山市平泉寺と白峰村、勝山市谷村、に渡る男女の恋愛がテーマー、
氏独得の描写は、ついつい引き込まれ一気に読み続けたものでした。
この本1991年初版で終わっていますので
amazonにて苦労して探して入手、
上巻は上装丁本、下巻が無くて、中古の新潮文庫、何とか全編読むことができました、
当地が全舞台になっている小説は、初めてだけに感激。
(パート2へ続く)