
エッセイサロンの代表者(著者名 茅野 友)が3冊目のエッセイ集を自費出版された。
次のような「あとがき」が残されている。
2004年11月にブログを開設して4年、毎年250編くらいの短いエッセイを「写真エッセイ&工房『木馬』と名づけて、1枚の写真とともにアップしてきました。
続いて1年目が「行くぞ! ハートリー」、2年目が「アークグレーを飲みながら」、続く3年目が「散歩嫌いな ハートリー」となっている。泳ぎは大好きですが、朝夕の散歩が大の苦手なハートリーを皮肉ってつけた題です、とタイトルの意味が紹介されている。
茅野さんのブログには愛犬「ハートリー」はよく登場する。時にはブログの題材を見つけ出す、時には題材のないときの主役だったりと春夏秋冬著者の側で可愛がられている。
ハートリーが病のとき、傷を負ったときとなどわが子と同じように心配し手を施される。それはブログの愛情を含んだ表現から伝わる。
純白でシンプルな表紙の中は260編ほどのエッセイが収まっている。笑いにペーソス、世評に自己反省、おやっと思わせる艶やかな話など飽きさせない。そして起承転結の結の部分の「のりのいい落ち」は読んで味わってください。
市内国道2号線沿い「双葉書店」入って左側すぐの新刊本売り場の一番手前に積み重ねてあります。部数限定の発行の様です。著者自筆の「栞」が折り込まれています。これも楽しんでください。
(写真:安心して親子で読めるエッセイ集を求めに行くカニの親子)