
定年退職後はT書店のビジネス手帳を使ってきた。理由は使いやすいこと、折込の資料が非常に少ないことだろうか。
使いやすさのひとつ、2009年版は、08年の11月から10年の3月まで、17ヵ月間の予定が書き込める。退職しても11月近くになると翌年の予定が入り始める。いそいそと書き込んでいる自分を苦笑することもある。
サラリーマンのころ、会社手帳の記入欄は翌年の1月中旬まで、年末が近づくと文句を言いながらも2冊の手帳を持ち歩いた。
大した内容は留めていない。単なる忘備録だ。「重複した約束をしないこと、約束したことを忘れないこと」がその目的だろう。その日何があったか、簡単にはメモはしている。
書店には来年用の手帳が何十種類も並んでいる。改めて種類の多さに気付く。そばには同じように日記帳も積まれている。何れも立派なカバーが装着され豪華に見えるのだが、エコには背を向けたようにも思う。
それほど邪魔になるものでもないので古い手帳を残してはいるが開いて見ることはない。ではなぜ残しているのだろう、なんて深く考えるほどのことではない、なんとなくだ。
昨日から新しい手帳を使い始めた。古い手帳がまた1刷増えた。
(写真:再来年年3月の予定欄はまだ白紙)