
ご紹介したことのある「希望ジャーナル」という新聞の最新号が届いた。これはご近所の方が作られ、自らが配布されている。少し長いが引用させていただく。
「治者は民の父母でなければならない。そのためには、経済という言葉の本当の意味を悟るべきだ」とし「経済いうのは経世済民の略であり、経世とは乱れた世を整えること、済民とは苦しんでいる民を救うこと」と解いている。
「したがって経済と言うのは単なる銭勘定ではなく、その背後に、民を愛する姿勢がなければならない」とし「治者は民の父母であるというのは世の親のような気持ちになって政治を行なって欲しい」と言うこととまてめられている。
これは米沢藩を改革した上杉鷹山が師と仰いだ徳川中期の儒学者・細井平洲の教えと説明がある。発行人は「民を愛する政治、1人を大切にする政治、政治家はまずこのことに気付くべきだ」と結ばれている。
政争だ政局だ総選挙だと我に都合の良い御託を並べる前に、政治とは誰のためのものか、直接政治の場に居る者に今一度聞きたい。そして選挙民も深く考えねばいけない。
ちなみに「経世済民」とは「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」(広辞苑)と解されている。
(写真:希望ジャーナルの最新号)