
エッセイサロン月例会では毎日新聞「はがき随筆」の毎月の入選作10編を読み合わせ感想を述べあう、という項目がある。新聞掲載競争率数倍という、高きハードルを越えるためその真剣さは言うまでもない。
入選作の発表紙面に選者の1人でもあり同紙山口支局長の勝野昭龍氏の「書き方講座」が4月から始まった。入選作10篇とあわせ例会の大切な資料になっている。
「読書百遍意自から通じる」というが、容易にはできない。先ず、百遍読むための物を手元においてみようと、書き方講座をパソコンへ入力した。自分なりの下線や網掛けをして今月で7回。
「読んで涙が浮ぶ、思わず笑う、うなる、そんなときは迷わず掲載を決めます」と初回の冒頭に書かれている。なんでもないことのように読めるが「250字余りの短文の世界。そんな小さな世界ですが、奥は深いというのが実感です」直近の講座にある。
また「物語になっている、テーマが重要、ありきたりでない独自の表現」がポイントとも書かれている。そのひとつ、テーマの重要性については「この作業段階で善しあしは決まってしまうかもしれない、書く前によーく考えて」と結んである。
抜書きを時おり読みながら、掲載という高いハードルへ向かって助走する。
(写真:書き写した講座資料)