
2003年5月に打ち上げられた小惑星探索機「はやぶさ」が今夜遅く帰還する。帰還の場所はオーストラリアの砂漠という。地球に戻るカプセルは直系40センチ、砂漠の中で上手くみつかるといいが。打ち上げ時の重さ510キロ、高さ1mで幅5.7m、太陽光発電用のパネルも備えていた。
小惑星、金星など8つの惑星のほか数万個の小惑星が太陽の周りを回っているという。それは数メートルから数キロのものがほとんどで、形はいびつという。小惑星は岩でできており、彗星のように岩とちりにまみれた氷の塊とは違う。
「はやぶさ」は、地球から約3億キロ離れた「ITOKAWA」という、長さ450mほどで、じゃが芋のような形をした小惑星を観測。2回着陸し物質を回収した、と思われている。それは帰還しての楽しみ。持ち帰れば月以外の初の物質で、太陽系の初期が分かるかも知れない、と夢は広がる。
「ITOKAWA」は「イトカワ」で日本のロケットの父と呼ばれる糸川英夫博士の名前からつけられた。
先月末に打ち上げられた金星探索機「あかつき」は、地球からおよそ800万キロ付近を飛行飛んでいる。さて、明日の朝のTVが楽しみだ。この歳になっても、こんな話題が好きなんです。
(写真:はやぶさが撮ったITOKAWA、JAXAのHPより)