日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

さえずりの道

2010年06月04日 | ウオーキング 散歩
               

ウオーキングの折り返し点は錦帯橋から上流へ1.7キロの標識の下。この道はいざなぎ街道と命名されている。その街道、春は桜のトネンル、といえば市内の人なら大方が知るところ。

毎朝、この街道へ差し掛かると鳥のさえずりを聞きながらのウオークになる。右から左から、頭上の茂った葉のかげから聞こえてくる。少し離れた城山からも聞こえ、途絶えることがない。

「さえずり」とは「鳥がしきりに鳴くこと、また、その声」「やかましいおしゃべり」などとある(広辞苑)。「よう、さえずる奴」といえば喧しい事だがこれは人のさえずり。この街道のさえずりはそう感じない。

絶え間なく聞こえるその声の主がウグイスを除いて何鳥か全くの不案内。「ホーホホ ホケキョ」「ホーホホ ホケキョケキョ」、ウグイスにも泣き方があるようだ。左右かわるがわるから聞こえる。呼びかけに応えているようだ。

大きくかん高い声、忙しそうに短い声。それぞれに意味あってのさえずりだろう。が、その意味の分からない者にも元気をくれる小鳥に感謝している。いつまでもそこに住んで欲しいと思うが少し心配がある。

この街道には風情ある竹林が並行しているが、進行中の河川整備で根こそぎ取り除かれ風景が大きく変わりつつあるとともに、その区間の声は聞かれなくなった。鳥のさえずりが残る環境を考えた工事であって欲しい。

(写真:勝手に名づけた「さえずりの道」)
コメント (2)
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