日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

撮りかた

2010年06月17日 | 回想
                

ブログ散歩をすると、今が盛りと咲く菖蒲やアジサイ、水が満々と張られた棚田や田植えの様子、大小の虫と彼らがとまる野山の草木など自然をきれいに撮り、短い文章と共にページが飾ってある。

その構図は撮る人なりに異なる。同じ花も作者の切り取りかたで、容姿が柔らかくもあり凛々しくもある。棚田は皿のような1枚ごとの姿やそのつながり、日の出から日の入りまでの色の移ろい、観賞する者にはその風景に農作業の美を感じる。

通りがかりに見た菖蒲を撮る人たち。全景、接写、アップ、俯瞰、三脚、傘などいろいろなスタイルが見える。皆さんの共通点は長~いレンズ。それも多くの人は複数台、と大きな機材入れ。私てきにはみなプロの構えに見える。

高校卒業と同時に買った一眼レフ。白黒のフィルムを無駄にしないように一枚ごと、考えて、丁寧に撮っていたころが懐かしい。少ない機能に経験と勘を少し上乗せして。現像を見るまでは夢があった。

便利になった近代的なカメラ。白黒フィルムのころからすれば撮り方が雑になった。簡単に撮り直しができるのが原因と分かってはいるのだが。それでも兼好法師の「徒然なるままに」からをまね「この1枚に定むべしと思え」と撮ることはある。

1眼レフの電池を外してからの月日、もう分からなくなった。

(写真:手のひらサイズのデジカメの腕はこの程度)
コメント (4)
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