
予報どおり、朝からの雲空は昼前から雨に変わった。南九州に被害をもたらした梅雨前線が北上し、明日いっぱい続くようだ。被害のないことを願う。
TVの予報では24時間後くらいまでの雲の予想される動きを教えてくれる。素人にも、いつの何時ころから雨になるだろう、と予測させるすぐれものだ。時には外れ、失態をさらしたこともあるが、予報だからどこにもクレームはつけられない。
天気予報はNHKのラジオ放送に頼る時代、祖父の予報はよく当たった。今のように科学的な情報を集めたそれとは違う。それでもラジオの予報に、雲と風をあわせた自己流観測術で「今日は傘を持っていけ」と登校前に教えてくれた。長靴の必要になる雨もよく当てていた。どこで身に付けたのか聞いておけばよかった。
「雨予報なので急いで掘りました」とじゃが芋をいただいた。ついている土から畑の匂いを感じる。毎日が日曜日の生活、雨は雨と受け止めれば済むことが多い。しかし、自然を相手にする仕事ではそうはいかない。改めて思いなおす。じゃが芋たちは濡れなくてよかった、と感謝しているだろう。
(写真:畑の匂い残るじゃが芋)