
全国的に厳寒で迎えた新年も三ガ日が過ぎUターンで混雑している。孫が小さい時Uターンし「無事に着きました」と電話がかかって来ると安心し正月や盆が終わったことにしていた。この正月は豪雪の中、無事にUターン出来てほっとされている家族も多かろう。
正月で誰もいない公園のすべり台。子どもたちが滑りおりたときの勢いでできた小さなくぼ地に雪解け水が凍っている。飛んできた木の葉を数枚巻き込んでいて花器模様に見える。壊される気づかいもいらず、やがて融けて消えるまでの短い時間、柔らかな冬日を受けて眩しそうにすごしている。そこにはゆったりした自然を感じさせてくれる。
ブランコの下も、揺れるとき滑らせる足が土を押しのけてでできた細長いくぼみに氷が張っている。一休みしているブランコは時折風に揺れるが力を感じさせない。子どもらがいてこそ遊具も元気だと教えられる。
今年の抱負、報道に載る第一線で活躍の皆さんの内容は「さすが」と思わせる。思わせる内容の裏には「健康であること」が臥せてられている。今年は後期高齢者に仲間入りをするので、これまで以上に健康に気を配りたい。しかし、あれもこれもということでなく、自然体のままでそうしていこう、とカメラの液晶に写る氷を眺めながら思った。