日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

岩国検定物語

2015年01月12日 | しっちょる岩国


 手元にB6版の一冊がある。よく「世に一つ」とその存在を例示する言葉はいろいろある。希少品、逸品、珍物、名品、貴重品など対象によって使い分けはあるがいづれも「何だろう」と思わせる言葉だ。TV鑑定番組の「いい仕事してますね」、この表現は手元の一冊にまさにピタリと当てはまる。

 ブログを冊子様式に変換された「岩国検定物語」の全文が「お暇な時に読んでみて下さい」とOさんからメールで届いた。その「まえがき」を借りると「この本は、私の書いているブログ『写真エッセイ&工房木馬』の内で、2009年12月15日にから2014年12月末までの内、計3回実施した『岩国検定』にかかるものを抜粋して古いものから順にならべてみたものです」とある。早速、印刷、表紙は保存を考えて少し厚い用紙で自己流にデザインし製本した。

 県内のご当地検定は自治体や公的機関が主体になって実施されているが、当市ではそれらに取り組む姿勢がない。そこで、報道でも全国的に珍しいと記事にされた「民間人有志の会によるご当地検定」を立ち上げた。その立ち上げから5年、この間に3回の検定実施、テキスト本の発行とそれのCD化、さらに問題作成の苦心談などこの間の貴重な記録になっていて、活動の様子が凝縮して伝わる57編を一気に読み終えた。

 検定委員会の代表はブロガーのOさん。問題作りで、納得するまで文言一字一句を正確に表現する姿勢は、観光客誘致を図る自治体職員に学ばせたいと何度も思った。同時に、検定の位置づけの重さを強く自覚することにも連なった。掲載のたびに読んだブログも本として纏まり読み返すと、昨日のことのように思いだす。我が活動の一つとして書架に残す1冊とする。Oさんに感謝。 


コメント (2)
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