日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

警戒情報

2015年01月20日 | 自然 季節


 今日は、暦では寒の中日で24節季の大寒、文字からも立春までの間は最も寒い時期とわかる。3交替勤務の冬季の夜勤はつらい日も多かった。高さ30メートルもあるストラクチャーにパトロールで登ると吹きさらしの風が「よく来た」と歓迎してくれる。防寒着の襟を立てたくらいでは抗しきれなかった。

 武道では寒稽古が行われる。息子は小1から中学卒業まで剣道を続けた。小学校の間は町内の公会堂が練習場だった。寒稽古の朝は午前5時に集合、それから1時間半、身につけているのは下着と胴着だけ、素足で通す。正座をして心得を聞くこともある。寒さに耐えたあの経験はどこかで活きているだろう。見学で骨身にしみた床板の冷たさを思い出す。

 そんな寒さに水をさす「異常天候早期警戒情報」が出た。こういう情報のあることを初めて知った。これは、平年からの隔たりの大きな天候が続くと、社会にさまざまな影響がある。このような現象の発生の可能性について、できるだけ早い段階で発表する予測情報で、気温・降雪量を対象として気象庁が発表する。中国地方は「かなりの高温」で今月24日から1週間の警戒が必要という。

 警戒情報で雪が降らないとスキー場が困ると気象予報士の話。気象庁は「農作物の管理に注意」を呼びかけている。雪が降らないとその年の農作物の出来が悪いと聞いていた。これは農家の経験から生まれたものだが、早期警戒情報はそれを裏打ちした感じだ。冬は寒くなければいけないということだろう。
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