
1月最後の楽しみは年賀ハガキお年玉くじの抽選、その年の運勢を見通すほど重大なことではないが「さて今年はいかがか」と楽しむ。今年の抽選会は昨日行われた。1等は10万枚に1本、最近は商品でなく現金で1万円、2等はふるさと小包で1万枚に1本、ここまでの当選はこれまで縁がない、ないが毎年のこと番号の確認はしている。
3等はおなじみの切手シート、これは100枚で2枚当たる計算になっている。これまで最低は1枚の当たりで坊主はない。確率から今年は4枚当たるはずが結果はその半分だった。昨年は消費増税前で50円と80円各1枚のセット、今年は各2円アップしているのか交換までのお楽しみになる。
最近、自分の親から自分の子どもへのお年玉を断る現象があるという。その訳は「自分たちの楽しみに使いなさい」という親を思う子ども心からの発想とある。年金生活者といえども孫へのお年玉は楽しみの一つと思うが、楽しみを奪われるのかそれとも新しい楽しみを増やすのか、考えどころだ。孫へのお年玉は老後の面倒すべてを託すため、という人はいないだろう。
正月休みが明けて子どもと一緒に貯金に行く。手続きが終わると「はい、お年玉」と郵便貯金の窓口の人が渡してくれる。物は記憶していないが、正月明けに預貯金できるのは子どもなんだ、と納得したことがある。ATMの時代では思いつかない昔の話になる。どんどん子供や孫に金を回せば優遇するという国策、どんどん回ってくれば回せるのだが、その策は残念ながら持っていないのでお年玉で勘弁してもらう。