
国内にカジノ特区を設け外国からの訪問客数を大幅アップしよう、ひそひそ噺なら分からぬでもないが、赤い絨毯の敷き詰めた部屋で練られている。今年中には法案は通るかもかもしれない情勢にある。カジノで探せば「ルーレット・カード・ダイスなどを備えた賭博場(広辞苑)」とある。カジノ、と呼べばなんとなく抵抗感が薄れそうだが、賭博場と聞けば抵抗がます。
日本の有名人にも外国のカジノでの遊興が過ぎて話題になった人もある。国内に出来るカジノでも、日本人は自由に出入りできないらしい。それは全国で数百万人といわれるギャンブル依存症の存在があるからという。未成年者ならいざ知らず、日本人には規制を加える遊興だが、外国人に対しては問題ないのか、ギャンブルを一切やらない者には理解し難い。
毎週、市内のパチンコ店の色彩豊かで迫力満載の折り込チラシが入る。それだけ見ると不況知らずの商売に思える。先日、その中に刷り込まれたお知らせに気づいた。「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです」「のめり込みに注意しましょう」などとあり「全日本遊技事業協同組合連合会」とある。文言は同じだがいく種類かのスタイルがある。
「のめり込む」の使用例で「博打やギャンブルにのめり込む」とある。ある環境や状況の中に深く入り込むとそうなる。そうなる環境をつくらなければ家庭崩壊や借金の問題も起きないと思うがどうだろう。公営競技は競馬・競輪・競艇・オートレースの4種類もある。新たなギャンブル依存症を増やすことはない。