
市議会議員選挙の運動も今日を含めて残すとこ3日、日曜日にはその結果が出る。今回から定員2名減となり候補者には厳しい戦いだろう。市議選では初めての公報が今朝の新聞に折り込まれた。候補一人のスペースはハガキより狭いが、それぞれの思いが書かれている。投票日前なので個々の感想は書けない。
首長や県議選と違い候補者が多いだけ選挙カーの来る回数は多くなる。懸命な訴えといっても多くは名前の連呼になるが、ウグイス嬢によるのか、遠くからでも誰々候補と分かる声、近くに来て分かる声と違いがある。お願いでよく使う「どうぞよろしくお願いいします」はどの候補も変わらない。「切にお願いします」も聞く。「切には心が切れるような思い」という意味があり、強い願望を感じさせると以前に選挙のプロに教わった。
「どうぞ」の代わりに「何卒」を使って「何卒を宜しくお願いします」に変えると訴えが強くなる。何卒は「何とかして、どうにかして」手段を尽くそうとする意志を表す言葉だから。「どうか〇〇に投票してくださるよう何卒宜しくお願いします」とするとより強い願望の気持ちが伝わる。何卒を2回続けるのもより強く訴える方法になる。
選挙にはどうかと思うお願い言葉もある。「ぜひお願いします」の是非は「物事の良し悪しが道理にかなっているか」を問うことで、道理にかなっていなくても投票をと聞こえる。「まげてお願いします」は道理をまげて投票をお願いすることに聞こえる。住民の地方議会への関心が薄いという、その原因は全く自主性のない主たる議会勢力がそうさせている、そこに当選議員は気づいて欲しい。