
あの暑かった夏の嘘のようないい日和が続く。その間に適当なお湿りもあり紅葉へ向けて木々は準備している。紅葉谷公園、緑が9割ほどで紅葉の見ごろは11月にはいってからと聞いた。南方の台風26号は猛烈な勢いに発達する予報が出ており進路が気になる。今年はもう来るな、そう思わせるほど自然災害の発生が多かった。
週間天気予報では最低気温が一桁の日が現れ始めた。穏やかな日和とも間もなくお別れになる。近所で、やって来る冬に備えて最新のエアコンを取り付けた家がある。電気店の勧めと説明しながら、冬が待ち遠しいと笑う。話の内容ではどうもAIが活躍する機種らしいが、冬支度を考える季節になった。
LPGが登場するまで我が家では薪が家庭燃料だった。主に伐採後の用材とならなかった雑木を中心に近所同士が共同購入し、割り当てを各家で燃料とした。水の冷たくなる冬場に向かっては軒下高く薪を積んだ。小学校も高学年になると欠かせない戦力だった。中学生になると、斧を使って薪わりもした。薪を「わるき」と呼んでいた。
一山10把の薪が軒下に並んでいる。割られてそう時間は経っていないようだ。束は隙間なく詰められていてどれも同じ、見た目からは火力も強そうだ。どこに買われて行き、何の用に使われるのだろう。最近、インテリアを兼ねて薪ストーブもブームという。雑木が薪に変わると山林の荒れ方も少しは改善するのではなかろう。そうはいっても後戻りは出来なくなっている、どうしたものか。